二十五話 ページ26
ホームルームが終わり廊下を歩いていると、一人の男子生徒に声をかけられた。黒い髪で一つに束ねており、その束ねた髪の毛は彼から見て左側に流している。
「我は王耀ある。よろしくある！」
「王か、よろしく」
気軽に絡んできた耀に微笑みながら返事をする。耀は「耀でいいあるよ。王なんて堅苦しいある」と言ったが、Aは遠慮すると言って呼び方は変えなかった。
つまんなそうな顔をすると話を切り替えてヴァルガス兄弟のことを持ち出した。
「すげぇあるよ。アイツらが心を開いた教師は先生だけある。ビックリあるよ」
感心したように頷く耀。心開いてくれていたのか、と初めて実感したAは嬉しそうに笑みを浮かべた。すると突然耀が鋭い目をしてAの胸ぐらを掴み壁に押し付けた。
「自惚れんなある。アイツらに何をした。どうやって何を吹き込んだあるか」
低い声でAを責めた。最初こそ驚いたがすぐに落ち着いた顔をして「何もしてない」と言う。それを聞いた耀はクスッと笑い手を離した。
「先生に限ってそんなことはねぇあるな。すまねぇある」
その場から去ろうとする耀。だが何かを思い出したらしく立ち止まって振り返る。Aの目を見るとフと笑い忠告をした。
「四天王が目をつけてるある。頑張って逃げ切るよろし。この学校にいたいならの話あるがな」
前を向くと手をヒラヒラさせて振り返ることなく歩いていった。彼の優しさなのか、それとも______
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しげの2号(プロフ) - 殺傷死神さん» わああ！ありがとうございます！文才なんてありませんよ……！頑張ります！ (2017年7月14日 0時) (
レス) id: e8a6c96ff8 (このIDを非表示/違反報告)
殺傷死神(プロフ) - 物凄い文才ですね！画面の前で一喜一憂していました。頑張って下さい！(^-^) (2017年7月6日 23時) (レス) id: 510a955d63 (このIDを非表示/違反報告)
しげの2号(プロフ) - Licoroさん» 承知したでござる！ (2015年9月20日 17時) (レス) id: e8a6c96ff8 (このIDを非表示/違反報告)
しげの2号(プロフ) - 世界領@ヘタリアさん» みんな仕事はってなりますね(笑) (2015年9月20日 17時) (レス) id: e8a6c96ff8 (このIDを非表示/違反報告)
Licoro - もっと、もっとギルが欲しいです。ギルベルトカモン!! (2015年9月20日 17時) (レス) id: 68ead56367 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しげの2号 | 作者ホームページ：
作成日時：2015年9月2日 19時
