バッドエンド作成委員会【stpr】

6人の合流 ページ15

ころんside


なーくん達は…いるのかな？


ふと、そんな考えが頭をよぎった


学校の人達は知らない人ばかりなんだけど


稀に知ってる人を見かけるんだよね


だからもしかしたら…なんて


今は休み時間


正直、行動の自由は蒼井さんによって支配されてるし


下手に動くと何が起こるか分からない


ってことでさとみくんを誘ってなーくんとジェルくん


莉犬くんとるぅとくんのクラスを見に行こうと思うんだよね


こ「さとみくん、行こ」


さ「だな」


いないとは思うんだけどねw正直


だけどできることが限られてる今、少しの希望にすがるような気持ちで


僕達は2人、廊下を歩いた


〜


莉犬side


蒼井さんはまるで俺を知らないかのように存在している


俺が話しかけようとした時にはいなくて


手が空いてない時にはそばにいる


そんな不思議な存在、それがこの世界の蒼井さんだった


で、分かったことなんだけど


この世界で俺は“男子”からかなり嫌われているようで


理由は女子にモテるから


ほんと、どんな理由だよ、って感じだけどねw


蒼井さんはこの物語をバッドエンドにするのが目的


ということはこの後“何か”がおこるのは確かだ


警戒…しなきゃね


るぅとくんのところに行きたいんだけどなかなか動けなくて…


るぅとくんを探すのはもう少し後になりそう


その時


男子「莉犬、来いよ((ﾎﾞｿｯ…」


通りすがった時にクラスメイトと思われる男子に声をかけられた


あぁ、俺、いじめられんだな


直感的にそう思った


でも、蒼井さんの思い通りにしないために


ころちゃんとさとみくんを助けるために


俺は戦わなきゃいけない


そう決心して俺は男子に着いて行った

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