★１１８ -near future- ページ26
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-近い未来の話-
ﾕﾝｷﾞ｢はい、出来たー｣
ドライヤーが止み、
顔を上げると得意げな顔をしたユンギさん
『うわぁ』
鏡に映る自分は同じ自分なのに
どこかすこし変わったようなそんな新鮮さ
ﾕﾝｷﾞ｢どうよ、俺のセンスは｣
『ふふっ
この髪型すごく気に入りました』
ユンギさんは“だろ？”と笑って
鏡越しで私の毛先をちょんと整える
『でもなんだか見慣れないです』
ﾕﾝｷﾞ｢髪型なんて３日も見りゃ慣れんだろ｣
こんなに髪を切ったのは初めてで
首筋に風が通る感じがくすぐったい
こんなにも気分が晴れやかなのは
多分、髪型のせいだけじゃない
ﾕﾝｷﾞ｢今のAちゃん、すげぇいい顔してる｣
『ホントですか？』
ﾕﾝｷﾞ｢おぅ、まじまじ｣
それはきっと自分の足で
“未来”へと歩き出したから
『あっ大変、もうこんな時間』
ﾕﾝｷﾞ｢あー、彼氏？｣
『はい、今日は初デートです』
ﾕﾝｷﾞ｢初ぅー？｣
ユンギさんは眉をひそめて
“それは違うだろ”って私を見るけど、
『新たなスタートを切ったから
“初”デートなんです』
その言葉に間違いはない
ﾕﾝｷﾞ｢ふーん･･･
俺にはよくわからんけど
まぁ、彼氏によろしく言っといてよ｣
『わかりました』
ﾕﾝｷﾞ｢その髪、俺が切ったって事もね｣
『はいはいw』
お店のガラス戸を開けると
春の気配を感じさせるけどまだ少し冷たい風
『首が涼しいです』
ﾕﾝｷﾞ｢そらそーだろ、短くしたんだもんよ｣
『ですね』
ﾕﾝｷﾞ｢似合ってるよ｣
『ありがとうございます
今度はここに来るのは夏ですね』
ﾕﾝｷﾞ｢ん、待ってるわ、浮気すんなよ｣
『しませんって』
ﾕﾝｷﾞ｢じゃ、またな｣
ユンギさんに見送られ足早に街を歩き出す
『急がなきゃ』
待ち合わせの時間はもうすぐ
慌てて掛けだそうとする私を
「A？」
呼び掛ける彼の声
「せっかく迎えに来たのにどこ行くの？」
振り返ると彼の姿
『･･･×××』
私を未来に連れてってくれる
優しい笑顔が、そこにはあった
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87 - 最近この話を読んだ者です。本当に感動しました！グクとのカレカノ編みたいなのも読んでみたいです！ (2018年7月8日 9時) (
レス) id: be50aff81b (このIDを非表示/違反報告)
ユウ - テテペンです！感動しました！！でも、テテがなんかかわいそうな気がしましたw (2017年10月27日 1時) (レス) id: 394e8470e5 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃい(プロフ) - みんちさん» ありがたいコメントをありがとうございます！私なんぞにお優しいお言葉を下さり、感激で胸が･･･うっうっTT 完全な素人作品ですがお気に召していただけて光栄です！またみんちさんに読んでいただけるようなお話を書きたいです！ (2016年11月16日 11時) (レス) id: 343f35885f (このIDを非表示/違反報告)
みんち(プロフ) - ちゃいさん是非小説家になりましょう！wwww 本当に感動作品です！素敵なお話でした (2016年11月15日 18時) (レス) id: fce98acc68 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃい(プロフ) - lunaさん» いつもコメント本当にありがとうございます！こうして励ましのお言葉いただけて毎回の如く泣いてますTT 生意気ジョングクの時の事も覚えてていただけて嬉しいですー！また楽しんでいただけるお話をこれからも頑張ってお届けします(まずは修行ですかね) (2016年5月16日 17時) (レス) id: c01c8f472f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃい
| 作成日時：2016年2月6日 0時
