１１１ -JK- ページ19
■ｼﾞｮﾝｸﾞｸside
ｼﾞｮﾝｸﾞｸ｢ありがとうございました、
素敵なクリスマスをお過ごし下さい｣
「あら、ありがとう」
閉店のアナウンスと音楽が流れる中、
本日最後のお客様を見送ると、
ﾅﾑｼﾞｭﾝ｢チョンさん、お疲れ様です
これよかったらどうぞ｣
缶コーヒーを差し出すナムジュンさん
ｼﾞｮﾝｸﾞｸ｢あ、ありがとうございます
遠慮なくいただきます｣
ﾅﾑｼﾞｭﾝ｢明日で最後ですね｣
ｼﾞｮﾝｸﾞｸ｢えぇ｣
ここへの来るのは･･･
あとは明日のクリスマスのみ
ﾅﾑｼﾞｭﾝ｢チョンさん、
お若いのにしっかしているので
御社に帰ってしまわれるのが
なんだか惜しくなってしまいます｣
ｼﾞｮﾝｸﾞｸ｢そんな事ないですよ、
こちらのスタッフさんの手際の良さに
助けていただいたからです｣
正直言うと･･･
派遣先にここを選んでよかったのかどうか、
もう明日で最後になるというのにわからないまま
ここに来た事を
後悔しているかと問われたら
俺は言葉に詰まってしまうだろうな
ずっと記憶の奥に引っかかっていた
彼女の“今”を知りたかった･･･それは叶った
だけど
その“今”というのは
俺にとっては残酷なもので、
“『家に･･･帰ろう？』”
“「うん」”
彼女の幸せを実際に目の当たりにして
胸が疼くのを止める事は出来なかった
見たくなかった、見なきゃよかった、
あんな笑顔を知りたくなかった、と
思わないわけが･･･ないじゃないか･･
だから、わからないんだ･･
彼女を“過去”で留めておけばよかったのか
“今”どうしているのか知ってよかったのか
ﾅﾑｼﾞｭﾝ｢またこちらにいらして下さいね｣
ｼﾞｮﾝｸﾞｸ｢そうですね･･･
また何かの機会があったら･･｣
ただ１つわかっているのは
もうこのデパートに来るつもりはないという事
ﾅﾑｼﾞｭﾝ｢明日もよろしくお願いします｣
ｼﾞｮﾝｸﾞｸ｢こちらこそ、
最後までお世話になります｣
あぁ、きっと
“今”の彼女も
そのうちに“過去”になっちゃうんだよな
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87 - 最近この話を読んだ者です。本当に感動しました！グクとのカレカノ編みたいなのも読んでみたいです！ (2018年7月8日 9時) (
レス) id: be50aff81b (このIDを非表示/違反報告)
ユウ - テテペンです！感動しました！！でも、テテがなんかかわいそうな気がしましたw (2017年10月27日 1時) (レス) id: 394e8470e5 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃい(プロフ) - みんちさん» ありがたいコメントをありがとうございます！私なんぞにお優しいお言葉を下さり、感激で胸が･･･うっうっTT 完全な素人作品ですがお気に召していただけて光栄です！またみんちさんに読んでいただけるようなお話を書きたいです！ (2016年11月16日 11時) (レス) id: 343f35885f (このIDを非表示/違反報告)
みんち(プロフ) - ちゃいさん是非小説家になりましょう！wwww 本当に感動作品です！素敵なお話でした (2016年11月15日 18時) (レス) id: fce98acc68 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃい(プロフ) - lunaさん» いつもコメント本当にありがとうございます！こうして励ましのお言葉いただけて毎回の如く泣いてますTT 生意気ジョングクの時の事も覚えてていただけて嬉しいですー！また楽しんでいただけるお話をこれからも頑張ってお届けします(まずは修行ですかね) (2016年5月16日 17時) (レス) id: c01c8f472f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃい
| 作成日時：2016年2月6日 0時
