REBORN×鬼滅の刃 柱様は山本の姉に転生したようです番外編

甘えたがり（ツッコミ不在） ページ35

煉獄side

「煉獄は相変わらず体温が高いわね〜」

いつものように足の間にAを置きながら座って後ろから軽く抱きついていると
Aが俺の肩に頭を預けながらそう言ってきた


れ「そう言う胡蝶は呼吸をしているのに、体温が低いな！」

「そんなに低いかしら？」

胡蝶は体制を元の体制に戻して
顔をこっちに向けながら首を傾げていた


れ「女性は身体を冷やしやすいとは聞くが、胡蝶の場合は特にそれが酷い気がするぞ？
　まぁ、個人的な感想を言うなら冷んやりしていて落ち着くから、胡蝶の体調に異常が無いならこのままでいて欲しい！」

「あらあら、それはよかったわ〜
　私も煉獄の体温は温かくて落ち着くから好きよ〜」

れ「む、それは本当か！」

「流石にこんなくだらない嘘はつかないわよ？」

れ「たしかにそうだな！
　胡蝶にそういうことを言われるのは普通にうれしいぞ！」

俺がそう言うと
胡蝶は軽く俺の頭を撫でた

毎回撫でるたびに、後で今世は同い年だったと言って謝ってくるのだが
癖になっているのか未だに何かあると胡蝶は俺の頭を撫でている

れ(まぁ、普通に嬉しいからそのままでもいいんだがな)



「私も煉獄に褒めてもらったりすると嬉しいわ〜
　あと、疲れてるときとかちょっと寂しいときとかに煉獄にこうされると嬉しいの
　心がぽかぽかして…なんて言うのかしら？
　ギューってされたくなるっていうか…なんていうか…不思議だけど、なんか素敵な気分になれるの」

胡蝶は柔らかい笑顔でそんなことを俺に言ってきた

本当に稀にだが
胡蝶はこのように愛らしいことを平然と俺に言ってくることがある

彼女がずっと長女として生きてきた故なのだろうか
実は甘え下手な上に自分を甘やかすのが不得意だったりする

そんな胡蝶の可愛らしい一面が出てくると
俺はなんだか嬉しくなる


れ「…なら、してやろうか？
　昔はよく胡蝶が俺を抱きしめてくれたのだから、今度は俺が抱きしめてやるぞ？」

「んー…お願い、しようかしら？」

れ「任せてくれ！」

少し困惑しながらも頼んでくる胡蝶の様子は
いつもと違くて面白かった


胡蝶の向きをこちら向きに変えて、強く抱きしめてやると
胡蝶は猫のように俺の胸元にすり寄ってきた


「ふふっ、煉獄にされるなんてなんか変な感じだわ〜
　でも、なんか心地良い、かも…？」

れ「はははっ！それはよかった！」


普段は俺が胡蝶に甘えてばかりだが
偶に立場が逆になるこの時間が俺は実は好きだったりする

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