REBORN×鬼滅の刃 柱様は山本の姉に転生したようです番外編

リクエスト　名探偵コナン3 ページ32

コナンside

それから色々な話をして
気づいた頃にはオレ達以外の客はいなくなっていた

「あらあら、もうこんな時間…
　コナン君と話すのが楽しくて全然気づかなかったわ〜」

コ「僕もすごく楽しかったよ！」

この言葉は紛れもない本心だった

山本Aと煉獄杏寿郎は歳下とは思えないほど頭が良い上に、話し上手で聞き上手だったのだ

そんな2人の様子に
途中から忙しそうにしていた安室さんも感心していた


「ならよかった
　コナン君も安室さんも最初、私達のことすごく警戒していたから…」

れ「彼らは少々特殊な立場のようだから仕方ないのではないか？
　まぁ、自分が警戒している相手に接触を図ろうとするのは感心しないがな」

コ「え…」

「事情はよく知らないけど、2人とも焦って無理はしちゃダメよ〜」

2人はまるで談笑するかのように
とんでもない爆弾発言をかましてきた


あ「…あはは、忠告ありがとうございます
　探偵をしてる職業柄、どうしても探究心が湧いてきちゃうんですよ」

「ふふっ、そうなんですか…
　いろいろ大変だと思いますけど頑張ってくださいね、正義の味方さん」ニコッ

山本Aのこの言葉は
流れ的にはあまり違和感はなかったが、どうしても含みがあるような気がしてならなかった

コ(まさかこの2人、安室さんの正体を見抜いてんのか？)


あ「正義の見方って…そんな大層な者じゃありませんよ、僕は」

れ「どうやら目は口ほどに物を言うとは本当だったらしい！
　君の目は正義と覚悟で満ちている！
　例え手が汚れていようが、その強く美しい覚悟は穢れていない！それだけで十分だと思うぞ？」

煉獄杏寿郎は安室さんの目を見て
頼もしい笑みを浮かべながらそう言った


「確かに悪いことはいけないけれど、行動には何かしらの理由があるものでしょう？
　大事なのはその理由ですよ
　快楽目的や復讐、もしかしたら脅迫かもしれないし社会の規則なんてこともありえる
　それに公共の福祉って言うじゃないですか
　100人を殺す殺人鬼を始末することが悪にならないのと同じですよ
　…険しい道を渡っているときは、道中のことは見ずにゴールだけを見ることをお勧めしますよ」

山本Aの言った言葉は
真実ではあるが冷酷無慈悲なものだった

コ(なんかすげぇな、この人…;;)


2人は相対的でありながら
剣士のような凛とした強さがあって、研ぎ澄まされた覚悟があった


この2人との出会いは
熱を持ちながらオレの心の中に残り続けた

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