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五条side

「あらあら、怖い顔…
 私は杏寿郎の笑った顔が好きだな〜…ね?」

れ「話を逸らすな」

Aは杏寿郎の様子に苦笑いをしながら
杏寿郎の頭を撫で始めた


「…煉獄の言ってたことを否定はできないわ
 でも聞いて、煉獄
 昔はたしかに辛かったけれど、今は辛いなんて全く思ってないの
 私のこの選択は自分の人生への諦めじゃなくて、輝かしい未来への投資だから
 それに…」

れ「ん?」

「私が死ぬまで、ずっと隣で支えてくれるんでしょ?」

れ「っ!」

「だから何も怖くないわ
 煉獄は私の唯一無二で最高の相棒なんだから!煉獄となら敵なしよ!」ニコッ

そう言ったAの顔は
いつもの綺麗な笑顔じゃなく、とびっきりの笑顔だった

ご(Aってあんな風に笑うんだ…初めて見た)


れ「…そういうのは狡いぞ、胡蝶」

「ふふっ、女って狡い生き物なのよ?諦めて頂戴」

どうやらAは
あんな風に言うことで、杏寿郎が否定できないのをわかっていてやったらしい

ご(相変わらず、えげつないなぁ…;;)


しかし、流石の杏寿郎もこのまま大人しくAの掌の上で転がるつもりはないようで
少し考え込んだ後、普段は絶対しないであろうニヤッとした笑みを浮かべた


れ「ほぅ?
 そういうことを言っていると、俺は本気で君と婚約するが…いいのか?」

「本気でやめて
 煉獄が言うと洒落にならないわ」

れ「どうしようか?」ニヤッ

「煉獄っ!」

杏寿郎の一言に本気で焦っているAを見て
杏寿郎は大笑いしていた




く「脅しが結婚ってどうなの?;;」

い「あの2人なら普通にお似合いだと思うんだけど…山本のあの感じからしてなんか問題でもあるんかな?」

ま「いやまず、アイツら一応一般人なんだから互いの了承なしで結婚は無理だろ」

げ「そうとも限らないよ
 2人が一般人でも、周りは裏社会やら表社会の権力者ばかりだからね…
 2人とも相当気に入られてるみたいだし、頼めば籍ぐらいならどうにかできるだろうさ」

ご「それに杏寿郎、外堀埋めて逃げられないようにしてからAを口説き落としそうだよね〜
 たぶんA、それで自分が落ちるって自覚してるから止めてるんじゃない?」

み「えっ、それって…!」

ご「ほんと、複雑な関係だよね〜あの2人
 自分の気持ちを押し殺してまで相手のことを考えてるなんてさぁ…ある意味、夫婦以上の関係だよ」

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雪見大福(プロフ) - これからも無理せず頑張ってください! (2021年5月25日 17時) (レス) id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ルカ | 作成日時:2021年5月25日 0時

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