清楚系ぶりっ子は山田(兄)を堕としたい。【ヒプマイ】 (ページ6)

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知り合いなの？ページ6

「あれ？乱数とA知り合いなのか？」

『ちゅ、中学の頃、
仲良くさせていただいていましたっ♡
ね？乱数。』

「うんっ！僕とAちゃんは仲良しさんなんだっ！」
余計なことを言うなよ、という
意味を込め、乱数をきつく睨む。

『まぁ、細かい事は
一郎さんの仕事が終わった後に
時間が終わったら話しましょっ♡
一郎さんの仕事が最優先ですもんっ！！』

「それもそうだな。
で、乱数___」

前を向き

『早く二郎歩け。』

小声でポツリとそう呟いた。

☆★☆

「...で、飴村乱数とどういう関係なんだ？」

ズズズッと、三郎くんがオレンジジュースを飲んで
そう聞いてきた。

『だから、さっき言った通り
中学時代にぃ...」

「あ、猫被んなくていいから、
てかその甲高い声きもい。」

『....
中学時代に、私ヤンキーだったんだよ。』

めんどくさいのに胡座をかいて、
前髪を少しかきあげる。

「えっ...まじ...」

「こいつクソ強ェぞ。」

「はっ、お前知ってたのかよ！？
言えよ！！」

『まぁ、二郎私と戦った事結構あるけど
負けてる回数の方が多いからねぇ～』

するめいかをぽりぽり食べながらそういう。

まぁ、中学の時と違って今は圧倒的に
体格差ができている。
私が負けてしまうのは目に見えている。

「一兄のことは、いつから好きなんですか？」

三郎くんが、
ちょっと照れながら、でも少し怒りを含んだ表情で、私の方を見てきた。

『んー、
中学三年の冬ね。
助けてもらったの。イケブクロディビジョンで倒れてる私を。
それでね～、まぁ、好きになった...のかな..
その人が二郎の兄って知った時...

兄はこんなイケメンなのに、
弟はこんなアホヅラなんだ...って思ったね。』

「てんめェ！！』

バンッと二郎が机を叩いて立ち上がる。

『はァ？んだよ、
ストレス大丈夫？甘いものでも食べて落ち着きなぁwするめいかいる？』

「するめいかって甘くないですけどね...」

「あ"ァん！？
オメェこそ、ちょっと可愛く生まれたからって調子乗ってんじゃねぇよ！！！」

『あ？なに？やんの？
まぁ、二郎くんはどうせ負けちゃうかァ』
「上等だよ、表出ろや」

「そろそろ一兄呼びますよ。」

三郎くんがそういうとシーンと静まり返る。

『....』
「....」

「ん？なんだ？上が騒がしいな...
ったく、客が来てるっつってんのに。」

「多分Aちゃんが喧嘩してるんじゃないかなっ！」

「いやぁー、Aはそんなことしねェだろ。
どうせまた三郎と二郎だ。」