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20話 ページ24

寒い中立つ。

「──これより、月雪 姫香の女王裁判を始める」


裁判官役の美春が冷酷な口調で言い放った。姫香の顔は何も感じていないようだ。

「姫香はこの一週間魔女、そして侍女として桜国で過ごして来た。まずは感想を」

美春が座り、姫香が立つ。

吹聴人はSSランクの人達。罰を決める時は、この人達の意見で罰を決めるわ。

そして、Sランク以下の人達は特別に用意したモニターから裁判の様子を見る事が出来る。

何ランク降格なのかしら。退学?それとも……。

楽しみで、頬が緩んだのを咳き込んで隠した。


「感想なんて無いわよ。どうしてもって言うなら……そうね、楽しかったぁ♪」

「そうですか。それでは彼女の功績を今から讃えようと思います。これをご覧下さい」

美春は羽海に目配せする。羽海は慌てつつ、とある場所から分厚い紙を取り出した。


「まず、貴方は桜国全体を侮辱し、姫様を傷付けさせました。これが主な功績ですね」

口を三日月型に歪めて美春は嗤う。吹聴人達は目を細めて冷たい目線を姫香に送っていた。

「ちょっ……何が功績よっ⁉そんなの、あたしやってないわ!証拠も無いのにどーして……!」

羽海の顔が曇る。

「あのね、姫香ちゃん。私よ、羽海。実は貴方の友達が残した傷が消えてないの、ほら」

ここぞとばかりに羽海が腕の傷を見せつけた。姫香はの顔は一瞬にしてくしゃくしゃになった。

ふふ、いい気味だわぁ。


「その他にも沢山あります」

美春は喋るのをやめない。姫香の顔はくしゃくしゃどころか、泣き真似をし始めた。

「うぅっ……ごめんなざっ……いぃ……」

誰も同情はしない。

「許してっ……」

誰も反応しない。



「さぁ、楽しい楽しい罰を決める時間よ♪」

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水彩さん(プロフ) - 新垣好き。顔面も性格もめっちゃくちゃ好み。白髪に赤い目はマジで最強だと思う。無気力に目を細めてるの可愛い。 (2023年2月5日 16時) (レス) id: 4cafde4cc5 (このIDを非表示/違反報告)
♡may♡ - 智子ちゃんなに考えてるか分からなくて怖い笑(でもそこが良い) 北桜姉妹好きだ〜〜 (2023年2月5日 12時) (レス) @page48 id: 36194cd75e (このIDを非表示/違反報告)
JJ(プロフ) - めっちゃ面白い!大好きな作品です みんなキャラが立ってるし、設定も凝ってて何度も読み返したくなります!主人公のカリスマ悪女っぷりが最高💖占ツクにこういうオリジナル作品もっと増えてほしい⋯⋯ 推しは瑠華様、美春さん、姫香ちゃんです! (2023年2月4日 17時) (レス) id: 4ba4d42a9b (このIDを非表示/違反報告)
- 面白かったです!! (2022年1月10日 13時) (レス) id: 7670bcb048 (このIDを非表示/違反報告)
ただの森(プロフ) - ららちゃんがすこ・・・((( (2019年3月22日 17時) (レス) id: e652f182c4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:はるやん | 作者ホームページ:http  
作成日時:2019年2月24日 18時

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