6話・青 ページ9
「帰ってくるの、遅くない?」
いつもより帰りが遅いマスターと真朱。
いつもならもうとっくに帰ってきて
俺が夜ご飯を作っている時間帯だ。
「何かあったんかな?」
「あおーー!めしーーっ!」
「うるせぇ月切!」
心配している白藍の空気をぶち壊して月切が叫んだ。
いつも通り注意をし、
俺はとりあえず冷蔵庫にある物で何か作ろうか…
「…は?」
いざという時のために冷凍してあった料理がない。
ひとつ残らずない。
冷蔵庫もガラガラで材料も全くない。
あるのは調味料と、飲み物…あと
「なんでこれがこんな所にあるんだよ」
月切のブリキの小人が力なく座っていた。
「いつからあるんだよこれ。」
俺が最後に見た時にはこんなもの入っていなかった。
「おい、つくせぇぇぇっ!」
「へ?…ギャッ」
全身の力をこめて小人をぶん投げた。
「かわいそうの『か』の字もないのかお前は。」
「あおだって、ぶん投げたじゃん!訳わかんないんだけど!」
「そいつ、冷蔵庫の中にいたけど」
「は?」
それからいろいろ話し、ようやく月切は納得したらしい。
しかし、そんなほのぼのした茶番はそう長く続かなかった。
「っは!みんないる!?」
なんの前触れもなく力任せに開く扉。
「はい、いますけど…」
こんなに急いで焦っているマスターを見るのは初めてだ。
「真朱ちゃんがっ!刺されたのっ!」
「「はぁ!?」」
マスターの横にいないと思っていた真朱はマスターが背負っていた。
真朱が刺された証拠にお腹とマスターの背中には
血がべったり付いていた。
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月見ノ(プロフ) - Gingerさん» わざわざありがとうこざいます、メンバーは6人になる予定です!これからもよろしくおねがいします! (2017年7月6日 22時) (レス) id: 27b064b5c3 (このIDを非表示/違反報告)
Ginger - Incredibile!Divertente!(凄い!面白い!ってことです) (2017年7月6日 15時) (レス) id: bc44d2c5f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:よっけおる x他2人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/
作成日時:2017年7月3日 21時