5話・真 ページ8
今日は、マスターと一緒に薬の材料を買いに行っていた。
今は丁度その帰り道を歩いている。
今日はいつもより品揃えが良かった気がする。
買い物袋の中にはいかにも危険そうな物から薬などいろいろ入っている。
店では、マスターが一体何を作るの? とでも言いたげな目でこっちを見ていた。
「今日はすごく品揃えが良かったです。」 私が買い物袋を見ながらそう言うと、
マスターは、「一体それで何を作るの?」と聞いてきた。
私が、「毒薬とか。」と答えるとマスターは、苦笑していた。
そんな話をしながら暗い細道を歩いていると、前方にフードを被った人が歩いていた。
性別は分からない。私とマスターは特に気にせずに通り過ぎようとした、次の瞬間____、
「……ッ?!」
腹部に焼ける様な激痛が生じた。激しい痛みに叫びそうになるのを必死で抑え、
腹部を見ると、鮮血に赤く染まったナイフが鈍く光っていた。
激しい痛みが電流の様に体を走る___。
「……ぐ…っ…」
___気がつくと、全身から力が抜けその場に倒れて込んでいた。
マスターが必死で私に何か叫んでいる。その表情は、すごく青ざめていた。
目を瞑ると意識が、遠のきそうになる。意識を保つのに必死になるが、もう瞼は閉じかかっている。
___もう駄目だ。
_____抵抗する気力も尽き、目を瞑ると、意識は静かに遠のいていった。
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月見ノ(プロフ) - Gingerさん» わざわざありがとうこざいます、メンバーは6人になる予定です!これからもよろしくおねがいします! (2017年7月6日 22時) (レス) id: 27b064b5c3 (このIDを非表示/違反報告)
Ginger - Incredibile!Divertente!(凄い!面白い!ってことです) (2017年7月6日 15時) (レス) id: bc44d2c5f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:よっけおる x他2人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/
作成日時:2017年7月3日 21時