17話・羽 ページ20
みんなが部屋に向かい俺も部屋に向かう
寝た方が良いのだろうが正直今日は眠る気になれない。
仲間を傷つけた犯人を逃がした。
月切が殺し忘れたのも逃がした理由の一つかもしれない。
だけどそれ以前に、屋上に居た敵を、
それも1度拘束した敵を玄関まで逃がしてしまったのは俺だ。
捕まえていたのに、逃がしてしまった。
下手したら、玄関に逃げられる途中に
マスターと真朱のいた部屋に入られたかもしれない。
俺が、ちゃんと拘束していなかったから・・・
あーー!!やめだやめ!考え出したらキリがない。
いつも考えがまとまることなんてないんだ。
考えるだけ無駄だ無駄。
とか思いつつふと思い出してまた考え込むんだが...
まぁ、忘れるために本読もう!うん!そうしよう!
・・・んーそろそろ新しい本買おっかなぁ...
ずっと読んでるとタイトル見るだけで内容を思い出しそうだよ。
そろそろ新しい小説書こうかなー...
まぁ、いいや。書くのはまた今度。
依頼達成の祝い小説ってことにしよう。
まぁメンバー達に見せる訳では無いけどな
お気に入りの小説でも読むか________
_______みんな起きろー!
・・・また、やってしまった。
月切の近所迷惑なボリュームの声が聞こえ、そこで
朝が来ていることに初めて気が付く。
本を読み出すと周りの音が聞こえなくなり
ついつい読み過ぎてしまうのだ。
気が付いたら朝、なんて日常茶飯事だ。
隠すのが面倒だからやめよう、と思うのだが
全くもってやめられない、困ったものだ。
まぁ、いい。
きっとできなかった作戦会議をやるのだろう
だとしたらリビングだ。今おきた風を装って行くことにしよう______
______リビングにつくと月切がいた。
「おはよ...」
怠そうに言うと月切からは
「おはよ!!」
なんとも元気な挨拶が...
「月切朝からうるさいよ」
「ごめーん、ところで顔青白いけど大丈夫?」
「寝起きはいつもこんなもんって言ってるだろ。毎回やってないかこの下り。」
「そうだった!」
月切は馬鹿だ。でもそういう所に助かることもある、言ってやらないけどなー
あ、ちなみに余談だけど俺は平然と嘘つく派ですね
相手を傷つけるような嘘はつくつもりないのでご安心を
さてと、俺の欠かさない最強装備「本」を読みなが他の人が来るのを待ちますか
きっとさっきの月切の声で起きているだろう____
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月見ノ(プロフ) - Gingerさん» わざわざありがとうこざいます、メンバーは6人になる予定です!これからもよろしくおねがいします! (2017年7月6日 22時) (レス) id: 27b064b5c3 (このIDを非表示/違反報告)
Ginger - Incredibile!Divertente!(凄い!面白い!ってことです) (2017年7月6日 15時) (レス) id: bc44d2c5f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:よっけおる x他2人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/
作成日時:2017年7月3日 21時