光とオオカミちゃんには騙されない。2 (ページ3)

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慎×有以

有「慎くん気持ち決まったっぽいね。」

慎「なんでそう思うの？」

有「手繋いでたじゃん、、」

慎「あ、まあ、、、」

有「ごめんね、別に責めてるとかじゃなくて。私応援するから。慎くんの恋。」

慎「もう俺の事好きじゃない？」

有「なんで、、そんなのずるいよ、、、泣」

慎「ごめん、泣かすつもりじゃなくて、、」

有「好きでも叶わなくてもいいやって思ってた、、でも好きが溢れて止められなくて、、振るならちゃんと振ってほしいよ、、、」

慎「俺も100％決めたわけじゃない。けど手繋ぎたいって思ったから繋いだ、、、思わせぶりなこととかはもうしないようにする。本当にごめん、、、」

有「わかった、、、またちゃんと決まった時には振ってね、、、」

慎「うん、、、ごめん、、、」

有「じゃあもう私アトリエ行かなきゃだから、、Aちゃんにごめんねって伝えといてくれる？」

慎「わかった、、、、ありがとう。」

有「ばいばい。」

慎の元から離れる有以の目には涙が浮かんでいた。

「あれ？有以ちゃんは？」

慎「もうアトリエ行くからって。Aちゃんにごめんねって言ってたよ。」

「どういう意味なんだろ？」

慎「わかんない、、、」

「ねえ、なんかあった？」

慎「え？」

「きっと私が介入すべき問題じゃないと思うから言えないけどそんな暗い顔しないで？」

慎「恋愛ってまじで難しすぎる、、、」

「私もすごい思う、、、」

慎「俺ちゃんとはっきりさせるからさ。けど、これだけ伝えたくて。」

「なに？」

慎「俺の気持ちは99.9%変わらないから。」

「それは誰に、、、？」

慎「Aちゃんに。もう迷わない。」

「信じてもいいの？」

慎「うん。信じてほしい。まだ100％じゃないけどそれは自分で考えるから待っててほしい。」

「うん、、わかった、、、」

そう答えたAはなんとも言えない表情だった。