〇〇恋×Snow Man=キュン？ (ページ16)

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コーヒー味の恋×橙ページ16

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いつも貰うブラックコーヒー

私はコーヒーが苦手なはずなのにこの人が入れる珈琲が好き

向井｢おはようさん。今日も偉い早い時間に来とるなぁ｣

そう言いながら来たのは同じ大学で同じ授業を取ってる関西から上京してきた向井康二くん。

私は北海道から上京してきたから同じ上京組として仲が良くなって、自然と付き合うようになった。

A｢おはよ。向井くんも早いじゃん。…あ、今日もコーヒー入れてきた？｣

向井｢せやねん！｣

嬉しそうに「今日はいつもと違う豆」なんて話すから可愛い

A｢向井くんがお店出したら、毎日通うかもなー｣

なんて、冗談で言ったつもりだった。

向井｢せやなぁ、ちょっと考えてみるわ笑｣

そして、いつもみたいに私の分のコーヒーを渡してきた

A｢向井くんが入れた、コーヒーって苦くないよね〜｣

向井｢せやろ？それはなぁ、専用の機械とAのは特別なんよ。｣

特別？

A｢え？どういうこと？｣

向井｢Aのコーヒーはな？雑味をなくすために水で淹れてるんよ。所謂、水出しコーヒーってゆーてな？苦味は少ないんよ。｣

…おぉ、全く分からない

でも向井くんが入れてるコーヒーだから美味しいのかも

A｢でも特別なんだね｣

向井｢おん、まぁAは彼女やし…めっちゃ好きな子なんやから。｣

そう言って頭を思いっきり撫でた。私は貰ったコーヒーを一口飲んで苦味の少ないこの味をさらに好きになった。

甘いものが欲しい？そんなのいらないよ。

だって、向井くんが甘いんだから