普通の高校生2【安室透／降谷零】

23『ゼロの執行人』 ページ9

「その前に、現段階でゼロが掴んでいる情報を教えて下さい」


「ああ」



安室さんはスマホを耳にあて、電話してるふりをして呟いた




「NAZU!?」


『……！』



NAZUって…あの？？





この情報は公安部ではなく刑事部から報告させるようだ





事件化できたのは刑事部のおかげ…



だからそのご褒美として




難しいなぁ…




「…降谷さんが怖いです」

「風見。僕には僕以上に怖い男が2人、女性が1人いるんだ」




え？



じょ、女性…？？




安室さんはアタシを見て頭を撫でる
アタシと風見さんは目を見開いていた




「…Aさんと和解されてましたか」

「あぁ、約束されたよ…この国を絶対に守れと」




なあ？、とアタシに微笑む彼に微笑みで返す





風見さんは更に目を見開いていた






「(降谷さんをここまでさせるとは…)」




「(…確かに恐ろしい女性です)」




微笑み合う2人に風見は優しく見守っていた

















『小五郎さん、不起訴になったみたいだね…』


「…ああ、後はこの事件を解決するだけだ」


『蘭嬉しそうだったな〜』





翌日、英理さんの事務所に白鳥刑事が来て小五郎さんの不起訴が決まったと知らせてくれた



現在、小五郎さんの弁護を担当していた境子先生について
の資料を見ている

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