暗闇 ページ7
・
神が消えて
私はベッドに座り込んだまま動けなかった
逆に冷静になったのか、一気に色んなことが頭を巡った
でも、ほんの少し手が震えていた
確かに私はこの世界に来て、誰かの役に立つようなことは一度もしていない。
それでもメイノちゃんがいるし、何か未来は変わってくれると期待していた。
願わくば誰も死なせずに。そして、この世界では白ひげ海賊団が存続してくれることを望んでいた。
それなのに、未来は悪い方に進んでいるなんて。
と言うことは、もうしばらくすれば本編と同じようにエースはティーチに負けちゃうってこと？
なら…もしかしたら、メイノちゃんも一緒に海軍に捕まってしまうかもしれない
どんなに強い彼女でも、エースを盾にされれば下手に歯向かうことは出来ないと思うし…そしたら、ティーチも彼女を簡単に捕らえてしまうだろう
そんな事態になったら、状況は更に悪くなる。
私と違って、彼女はここの家族だ。
みんな、彼女を取り戻すのにも全力を尽くすはず
海軍だって、未来が分かる彼女をやすやすと手放すなんてことしないだろう。
きっと彼女は誰にも見つからず、逃げ出せない所に閉じ込められて
一生、海楼石の錠で繋がれる
そんなことがあったら、私の知る以上の大きな戦争になることは間違いない。
じゃあもう、私は未来を知っててもあまり意味が無いのかもしれない
何が正しいんだろう。
何が正しくて、何が間違っているのか。
この世界に正解を求めるのがそもそも間違っているのかもしれない。
もう分からない。
この先私がどうすればいいのか。
原作通りになるもの、変わるもの。
分からない
『未来なんて知ってて得することないんだ…』
そう呟いたら、なんだか暗闇に放り出されたような絶望感に覆われた
私は何のためにここに来たんだろう……
・
・
『…そうか』
ぼーっとして、何も考えなかった数秒間
気がついた。
誰も知らない…未来を作っちゃえばいいんだ。
私も知らない、メイノちゃんも知らない
全部塗り替えちゃえば、未来はまた分からなくなる
『全部分かってる必要なんて、最初から無かったんだ』
そして、決意した。
『話そう。みんなに、知ってる未来のこと。』
・
＿＿＿
更新速度バラバラですみません；；
途中で終わったりしないので、気長にお待ちいただけると嬉しいです
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 623人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ONEPIECE」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
優月(プロフ) - 更新ありがとうございます！更新するたびに毎回見ています！頑張ってください！ (2022年2月9日 20時) (
レス) @page39 id: 64e1253a31 (このIDを非表示/違反報告)
秋冬(プロフ) - おかえりなさい。 (2022年1月24日 20時) (レス) @page17 id: 1ebc893394 (このIDを非表示/違反報告)
メープル(プロフ) - 更新再開とても嬉しいです！！無理はなさらずに自分のペースで更新頑張ってください！応援しています！ (2022年1月24日 19時) (レス) @page17 id: 91d2642513 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - お久しぶりです｡更新再開とても嬉しいです！私としてはいつまででも待つつもりですので（笑）ご自分のペースで更新頑張ってください！ (2022年1月24日 18時) (レス) @page17 id: 1d767c3347 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃アゲハ(プロフ) - おかえりなさい！！待ってました！無理のないように更新頑張ってください！ (2022年1月24日 18時) (レス) @page17 id: b1b687d56b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まうゆ | 作成日時：2021年9月15日 17時
