特別な日〈雲英様リク〉 ページ1
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ふと目覚めた朝は、よく晴れていて。
優しい光で頭が冴える。
今日は、
『誕生日だなぁ…』
お母さんが、私を産んでくれた日。
両親に盛大に祝ってもらった日。
そんな日を、大人になっても忘れることの出来ない私は、本当に家族が好きだった。
今の家族にもいつか話したことがあるけれど、お酒の席。到底覚えているとは思えない。
でも、それでいい。
『…お父さん、お母さん。ありがとう』
誕生日の日にはそう呟くと決めていたから、これは8回目の独り言。
そして、いつもと変わらない伸びをして朝の支度をさらりと終えた。
こうして、今の大好きな家族の元へと歩みを進める。
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『みんな、おはよ〜』
サ「おっ、おはようさん、A！ちょっと後ろごめんな！」
『えっ、あ、うん！』
食堂に行くと、忙しなく料理を運ぶサッチが応えてくれた。
いつもの時間帯なのに、なぜか人は多く集まっているようで4番隊は目まぐるしく働いている。
『…これは後でまた来た方がいいかもなァ…』
4番隊に過労死してもらっちゃたまったもんじゃないからね！←
少しお腹は減っていたけど、とりあえず後でサッチにサンドイッチでもねだってやろう←
そう思い、食堂を後にする。
どこにも行く宛がないし、まだ朝だ。
ふらふら〜っと辿り着いたのは甲板。落ち着くのにはうってつけ…
『あれ？エースなにしてるの？』
エ「っ？！、お、オウ！A！」
いつもならこの時間は朝ごはんにがっついてるエースが甲板にいた。
なにやら落ち着かない様子だったので声をかければこの有様。
『え、どうしたの？』
エ「ん？な、なにがだ？」
『またサッチのこと怒らせてご飯抜きになったの？』
エ「違ぇよ！」
すんません、完全に偏見でした←
『朝ごはんは？いいの？』
エ「あー、後で食う！それより、お前、今日は部屋で大人しくしてた方がいいんじゃねぇか？」
『え？なんで？』
エ「えーっと、…あれだよあれ！！…顔色悪ぃよ！」
『え、うそ』
エ「あぁ、もうちょっと寝てろ！」
『えー、うーん…マルコに一応診てもらおうかな…』
エ「マルコなら部屋にいるぞ！」
『うん、ありがと〜』
別に体調が悪いわけでもないけど、一応診てもらうことにした。減るもんじゃないし←
エ「……って、やべっ！マルコの部屋に行かせちまった！！！」
2番隊長が頭を抱えていることも知らず。
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続く
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依利 - マルコのかっこよさをわざとマルコに聞こえるように話す。もしよければお願いします！ (2020年11月4日 16時) (
レス) id: 0c1ffeb098 (このIDを非表示/違反報告)
雪村(プロフ) - 更新楽しみにしてますむふふ( ´艸｀) (2020年6月13日 3時) (レス) id: c3252111a4 (このIDを非表示/違反報告)
椿姫 - 更新楽しみにしています！はやく続きが見たいと思いました！ (2020年3月16日 15時) (レス) id: d5fa7d04a9 (このIDを非表示/違反報告)
がー(プロフ) - マルコとあまあまラブラブなひと時が読みたいです！！ (2019年9月17日 2時) (レス) id: 8eb0f6b23c (このIDを非表示/違反報告)
がー(プロフ) - めっちゃ大好きです！！面白いです！！いつにニヤニヤしながら見てます！！最高です！ (2019年9月17日 2時) (レス) id: 8eb0f6b23c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まうゆ | 作成日時：2019年5月8日 7時
