腹黒彼氏の恋人疑惑は本当です Ⅰ (ページ26)

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「やっと婚約したのね!!二人とも!!」

「おめでとう!!ずっと待ち望んでいたぞ!!」
『お母様‥お父様‥まず挨拶するって言ったよね？もうこんな形で出迎えられたらともが戸惑うじゃん』
「い、いや嬉しいから大丈夫だよ」
「だって堅苦しいの苦手だものー、さぁお祝い沢山しましょー？今日はそのためにあの子達も呼んだんだから!!」
『ｹﾞｯもしかして、、』
「？？？」

「Aー!!!」
『……お兄様』
「私も居るわよ!!」
『お姉様も、、』

抱き着いてきたお兄様に呆れながら私は彼の方に視線を向ける、困惑している様子で一度お兄様に離れて貰ってから手を指しつつ私は二人の説明をした

『私のお兄様こと夜桜蓮斗(よざくられんと)、知ってると思うけど俳優やってる』

「宜しくな!!Aの夫になる奴がどんな奴か気になってたけど優しそうで何よりだ!!」
『それで次、私のお姉様こと夜桜桃(よざくらもも)、女優やってるよ』
「ふふ、良い男ね!!Aが結婚するって聞いた時ほんと驚いたわよー!!どうやって落とした訳？んー？」
「え？いや、分かりません、、」
『取り敢えず中入れさせてよ、形だけでも挨拶はしないとね』
「良いわよ♪ほらほら入りましょー」

私の家族達がそそくさとリビングへと行くのを見てそっと溜め息を吐く、そして靴を脱いでいると彼が思い出したかのように言った

「Aの家系って芸能人一家だったね」

『そうだね、全員女優か俳優…両親と私に限っては起業してるしまぁまぁ凄い家系でしょ』
「まぁまぁどころじゃないけど？w」
『ふふ、そんな家系の一員になるんだよw』
「プレッシャーw」
『ともだって有名人だから感じる必要ないじゃん、あと言った通りでしょ？大丈夫だって』
「そうだったねw」

　

─おまけ─

「あの!!娘さんを俺に下さい!!」

「うぅ‥Aがついに結婚、、」
「ともくん、一緒にAの0歳から現在までのアルバム見ましょう？」
「え、あ、はい…」
『返事くれるかな？二人とも』

「「え？勿論オッケー」」
「軽ッ!!」

《簡単に許可を貰ったともさんでした》

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