腹黒彼氏の恋人疑惑は本当です Ⅰ (ページ22)

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友人さんは女性らしく多分香水好き、でも自分では選べないので女性の私を助っ人として選んだそう、彼は適任を選んだと当時思った、だってこれでも化粧品ブランドのオーナー、香水には結構詳しかったから

彼のプレゼント選びに付き合って帰り道を歩く、普段なら男性に家を教えたりしないのに私はきっと彼に心を許していたんだろう、送ってくれると言った彼の言葉に甘えて、、マンションのエントランス前で別れを惜しんでいると彼に手を掴まれて香水を渡された

『え？あの…友人にでは？』

「あ、えっと、嘘吐いてました、、貴女にもう一度会いたくて」
『～ｯ!』
「あの、その、連絡先とかって交換出来ませんか、？恐れ多いのは知ってます!!マスクしてても分かるくらいの美形だしきっと、彼氏居そうだけど、、」
『…家上がって行きませんか？』
「え、？」
『お礼したくて今日来たのにこれじゃ全然お礼になってません、ご飯振る舞いますからお礼させて下さい』

彼の言葉に期待してもはや無理矢理家に連れ込んだ私は初めてそこでマスクと眼鏡(伊達眼鏡)を外して微笑んだ、未だに彼の信じられないものを見たかのような表情は忘れられない

「は？え、夜桜さん!!?」

『ふふ、やっぱり気付いてなかったんですね？まぁ、そんな気してましたけど、取り敢えず中入って適当に腰掛けといて下さい、すぐご飯作ります』
「い、いや!!男の俺が上がって良いんですか!?スキャンダルとかなりません!!?」
『んー‥貴方とならなっても構いませんよ』
「え、？」
『ふふ、冗談です、此処警備厳しいので大丈夫だと思いますよ？それにやましいことじゃなくて私はただお礼がしたいだけなので』

彼をリビングへと案内して作ったのはオムライス、お昼時だったので私の分も作って彼と一緒に食べたのはとても美味しくて嬉しかった記憶が鮮明に残っている、それから会うことは全然ないけどテレビ電話をしたりして彼と仲良くなった

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