【d!】苛めてくる奴の彼氏奪ったら愛されました Ⅱ (ページ34)

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kn「_A、大丈夫か？？」

『うん、大丈夫だよ』
kn「ほんまか？血が足りひん感覚ないな？」
『別に頭痛とかないし‥貧血はもう大丈夫だ』

布団で彼に抱き締められながらそう言う
心配性なのか知らないが‥何度目の質問だ？それ

kn「Aに何かあったら、俺は‥」

『そんな悲しそうな顔すんなよ‥』
kn「しょうがないやろ？心配したんやから」
『たかが貧血で大袈裟過ぎるんだよ、お前らは』

kn「貧血の原因考えろよ？壁殴って血流しました、とか意味分からんからな？？それに普段強い人間が貧血で倒れるとか心配するのも無理ないねん」

コネさんの頭を撫でてやればすり寄ってくる
‥心配させ過ぎたようだ

『沢山構ってやるから気を落とすな』

kn「俺は犬か？？」
『なら、構って欲しくないのか？』
kn「それは‥ちゃうけどさ」

私の肩にグリグリと頭を押し付けてくる
その日の夜はコネさんを沢山構って眠りに着いた。

_バレンタインデー前日_

『_イナリ‥なんで私を連れて来た？』

inr「Aちゃんもコネシマ殿に渡すのでしょう？だから一緒にラッピング等を選ぼうと思いましてっ!!」
『お、おう‥』

イナリに呼び出されてショッピングモールへ来たが‥場違い感覚が凄いぞ、バレンタインでチョコを本格的に作らんからか？？

イナリとバレンタインコーナーでラッピング等を選ぶ、どれもこれも女子らしいと言うか…

inr「因みに何を作るつもりで？？」

『市販のやつにしようとしてたんだが‥』
inr「折角だから手作りを上げたらどうです？」
『あぁ‥そうだな』

何を作ると言われてもなぁ‥
市販の甘さ控えめの何かを上げようと思っていたし、私は何を作れるだろうか…

スマホで甘さ控えめの物を調べる

『生チョコか‥』

inr「良いんじゃないですか？」
『あー‥おん、作れそうだしな』
inr「そしたらラッピングを選びましょう」

それからイナリとのショッピングが始まる
私は連れ回されクタクタになった、家に帰って材料を取り出して台所へ置く。

『はぁ‥やるか』

料理は得意な方だからレシピを見ながらやればすんなりいけた、冷蔵庫で覚まして次の日にラッピングをして紙袋に詰める。

(続く)

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