【d!】苛めてくる奴の彼氏奪ったら愛されました Ⅱ (ページ11)

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kn「来てくれる？？」

『んー‥多分行けるよ』
kn「よしっ!合宿は冬休みやで」
『結構あとの話をしてたんだw』

彼とそんな話をしながら元の部屋へ戻る
疲れてる彼らにサンドイッチを渡して私は音楽を聞いていた。

《T.r.i.g.g.e.r》だったか？？
その音楽で踊るらしいが…なんともリズムが早いやつを選んだもんだ。

満腹になったところで私は立ち上がる
イヤホンで音楽と踊りを確認してから音楽を口ずさみながら踊る。

一通り踊って息を吐くと拍手が聞こえる
そちらを向くと全員が此方を見てて‥踊り見られてたんだな、もすぐに理解して顔を歪める。

gr「やはり上手いな」

『勝手に見るな』
gr「見物だったゾ？綺麗、と言う言葉が似合うほどに」
『はぁ‥褒めても何も出んぞ』

溜め息が出てそう言うと彼らは微笑む
なんか生徒会役員共に絆されたのだろうか‥面倒だった存在が変わり始めてるのも溜め息が出るわ。

『_いらっしゃいませ～』

クレープを焼いて客に渡す
客引きをしている三人の影響(せい)で大盛況,私はそれで疲れて髪を掻き上げる。

「あ、あのっ!!」

『ん、ご注文ですか？？』
「一緒に写真撮ってくれませんか!?」
『ぇ‥』「私も私もっ!!!」
『良いです、けど‥』

クレープを焼く手を止めてピースする
写真を撮っているとどんどんそれが増えて‥何故か、私目的での客までいた。

男に見られてるのか、？？
握手まで求めてくる客に嫌気が差していると休憩の時間が来る。エプロンを脱いでこっそり服を着替える。

ウィッグを変えてメイクをする
スマホで時間を確認すれば彼も休憩に入った頃合いだった。着替えてたトイレから出て先程の場所へ向かう。

『あ、コネさーん♪』

kn「ん？あっ、迎えに来てくれたん？？」
『うん、行こ？？』
kn「分かった。このままでもええ？」
『全然いいよー』

彼がエプロンを脱いで置き私と手を繋ぐ
コネさんと話しながら店から離れ歩いていった。

kn「にしても、ほんま美人やなぁ？」

『どうしたの？？』
kn「A目当ての客、めっちゃ居ったやん」
『あはは‥男に見られてるんでしょ』
kn「今も美人やで？その姿で眼鏡取ってんのも綺麗やし、好きやで」

黒髪のウィッグを変えたので伊達眼鏡は取った、目を開いて彼を見ているこの姿を彼は好きらしい。

『ありがと』

またこの姿をしてみようかな、
私はそう思いながら彼に微笑んで店を回った。

(続く)

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