【d!】妹の婚約宣言を境に三人の美男子に求婚されました Ⅱ (ページ8)

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？「＿ゴミカス共が俺のに触れようとするなんて何億年も早いだよ」

『シャオさん、、』
「て、めぇッ!!」
sha「お前はAに触れたからもう一発【黒雷(ブラック・サンダー)】ドォーン!!!」

ﾊﾞﾘﾊﾞﾘｯ_

一点集中で男に降り注ぐ雷はとても綺麗で格好良かった、だって一瞬だけど龍の形となって噛み付いていたから。シャオさんは満足したのか鼻を鳴らして私の手を取り走り出す。

着いた先には出店が出ていて彼は何かを買うと私の口に放り込んだ、、美味しい味に自然と頬が緩む。

sha「やっぱ遊園地と言えばポップコーンやな!!めっちゃ旨い!!」

『ふふ、そうね』
sha「さっきの奴らなんて忘れてさ、A、俺とデート楽しも？」
『えぇ、そうするつもりでいるわよ』
sha「ほんま？次何処行く？？」

彼は人を笑顔にさせる天才、そんな彼と遊んでいればいつの間にか時間は過ぎて閉園間近になった。そろそろ帰る？なんて聞くと彼は観覧車を指差し笑う。

sha「最後にあれだけ乗って帰らへん？」

『良いわよ』
sha「やった!!行こ行こ!!!」

彼もそうだけど、ゾムもコネさんもよく私の手を取って引っ張ることが多い、私が自分から行動しないのが悪いのかしら、、苦笑いしながら観覧車に乗って無言でイルミネーションを見つめる、とても綺麗な光景に彼もまた何も話さず下を見つめていた。

…どれくらい時間が経ったのだろうか、地面に近かったゴンドラはもう頂上に近付いていて人が点としてしか捉えられなくなる。

sha「…A」

『ん？』
sha「…悲しかったら笑わせてあげるし、寂しかったら傍で慰めてあげるからさ‥そんな顔しんといてや」
『え、？』
sha「Aは一人で抱え込む癖あるよなぁ‥そんな俺ら頼りない、？」
『ち、違うわよ、？』
sha「やったら‥少しは頼ってや」

悲しそうな顔でそう呟く彼に何だか申し訳なくなって私は彼の手を両手で包み込んで微笑む。

『シャオさんは…私が死んだら悲しい？』

sha「は、？何当たり前のこと聞いてっ‥」
『ごめんごめん、、でもね、その言葉だけで、気持ちだけでもう私は救われてる、十分頼ってるんだよ、言葉には出来てないけど傍に居るだけで幸せなの』
sha「っ‥死んだら駄目やで」
『ふふ、もう泣かないで？』

そんなにすがられたらさ、、

　

＿もう少し長生きしないと駄目じゃん

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