【d!】妹の婚約宣言を境に三人の美男子に求婚されました Ⅱ (ページ12)

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「＿睡蓮様で間違いありませんね？」

『えぇ、そうですわ』
「それでは此方へ、従者は待合室にどうぞ」
「「分かりました」」

従者基(もとい)ショッピくんとチーノくんはそう言って待合室へと連れて行かれる、そして私が連れて来られた場所には様々な女性が居て一人一人一瞥してから私は大人しく座った。

やることもなくただボーッとする時間が続く、すると初め案内をした人がやって来て着いてくるようにだけ言うとせっせと歩き出した。それを追い掛けるように着いていけば玉座の間に到着し、レッドカーペットを挟むように縦一列で並ばされる。そして一分もしないうちにラッパが鳴って皇帝陛下と呼ばれる男が入ってきた。

？「フム‥別嬪揃いで余は嬉しいぞ」

「はッ、有り難き幸せッ」
グ「余はグレム・M(マリン)・サイエンス、そなたらが各国から集まってくれたこと感謝しようでは無いか!!だが残念ながらこの中から妃として選ばれるのは一名のみ、、実に惜しいことだが＿」

…さっさとこの演説終わってくれないかしら、、表情を変えないよう注意しながら長い演説を聞いて、やっと始まった妃選びに内心溜め息を吐く。皇帝陛下とやらの好みが判断基準、一人一人アピールをしろと玉座に座った男が言うので順番にアピールしていく。

歌・舞・楽器、、女性らしいアピールが続く中、最後に私は月鬼の姿で剣舞を見せた。

グ「おぉ!!素晴らしい!!そなた名は!!!」

『睡蓮・D・スノーホワイトですわ』
グ「そなたが我々国幹部補佐の‥気に入った!!そなたを妃として迎えてやろう!!!」
『有り難き幸せ、皇帝陛下』

女と言う噂が広まっていたおかげで使えた睡蓮と言う人間の立場で何とか妃へと慣れた私、はぁ、早く心臓の場所へと行ける権利を貰って帰りたいわね、、

『…取り敢えず皇后にならないと』

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