【d!】妹の婚約宣言を境に三人の美男子に求婚されました Ⅱ (ページ2)

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貴女side

＿発砲音が鳴って私に銃口を押し当てていた相手が離れる、驚く私を守るように前へ出たのは白髪の人、、その髪色で誰か分かった私は彼の名前(コードネーム)を呼ぶ。

『赤色、、』

キ「遅れて申し訳ありません、A様、、今すぐ片付けますので」
『えぇ、そっちは任せるわ』
キ「畏まりました」

影の一人赤色ことキヨン、影の中で最も強くて異能力がヤバい子、彼からすれば取るに足らないであろう敵を任せて扉を開ける。発砲音にビビって逃げようとしている職員に微笑んで異能力で無理矢理捕まえた。

「なッ!?何故異能力が使えるッ!!!?」
『やっぱり異能力者？‥いや、違うわね』

職員の持つカメラにナイフを刺せば、形がどんどん変形していき真っ黒な球体になる、そして球体から小さな羽が生えてナイフの刺さった部分には球体の大きさに合わない一つ目が出来た。一つ目の下に三日月が裂けて出来てそれは不気味に笑う。

「キキキキッ‥」

『………』
「アルジサマノテンテキ…テンシンッ!!!」
『…気持ち悪い』

口から伸びてくる紫色の下を切り落として球体を片手で掴む、そのまま力をどんどん込めていき破壊すれば紫色の液体が辺りに飛び散った。

『…汚いわね』

そう呟いて液体を異能力で操り外へ落とす、そして職員を取り敢えず気絶させて廊下に居るキヨンを呼んで持って貰う。部屋の電気を消して鍵を閉めて誰も居なかったかのように証拠隠滅をした私は偶然出会ったシャオさんと外へ出た。

ただ無言で歩く帰り道、今後どうしようかとか色々考えていると突然手を掴まれてハッと視線を向ければ悪戯が成功した子供のように微笑む彼、そして朝日をバックに掴んでいる手を引っ張った。

sha「はよ帰ろ!!A!!」

その声が表情が何もかもが眩しくて、でも目が外せなくて視線が交わったまま私は微笑み返した。

『うん、帰ろっか』

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