S ページ33
ちらっと時計を横目で見ると、まだ定時前、
今日は早く帰れそうだ
｢翔ちゃん、今日飲み行かない？｣
｢悪い、先約ある｣
｢彼女とか？｣
｢ちげーよ｣
つまんなそうに、デスクに戻った二宮は俺のひとつ後輩
フランクなやつで、先輩の俺にタメ口で話してくるけど、嫌味がない
仕事も出来るやつなので、とても頼りにしている
｢よし、｣
予定通り定時で終わった俺は足早に会社を出た
｢いらっしゃいませ｣
お店に入るといたのは大野さんではなく、顔の濃いイケメンの青年
｢あの、大野さんいらっしゃいます？｣
｢いますけど…、ご要件は？｣
大野さんの名前を出すと、伺う様にこちら見る
｢大野さんに帰りに寄るように言われたんですけど…｣
｢失礼ですが、お名前伺っていいですか？｣
｢櫻井です｣
待っててくださいね、と一言言うと青年は奥に入っていった
暫くして、2つの足音が近づいて、大野さんが顔を覗かせた
｢翔くん、お疲れ｣
｢大野さんも、お疲れ様です｣
｢あの、さっきは失礼な態度をしてしまいすみません｣
｢平気だから、気にしなくていいよ｣
申し訳なさそうにする彼に笑いながら答えると、ほっとしたような顔をした
｢ごめん松潤、言うの忘れてた｣
｢ほんとですよ！勘違いしちゃたじゃないですが！｣
｢誰と勘違いしたんですか？｣
｢最近、大野さん目当てで来る人の中で、ちょっと変わったお客さんも増えまして｣
｢なるほど…、大変ですね｣
｢当の本人がこれですからね｣
大野さんの方に顔を向けてやれやれと言う彼に対し、なんでもないように笑う大野さんをみて、2人の信頼関係が見えた気がした
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紅葉(プロフ) - きよさん» コメントありがとうございます！気に入って頂けて良かったです！リクエストもありがとうございます！少しずつ書いていこうと思っておりますので、気長にお待ちいただけたら幸いです！ (2020年6月22日 15時) (
レス) id: d922c6ab1d (このIDを非表示/違反報告)
きよ(プロフ) - 純真無垢な翔ちゃんと婚約した智くん(笑)。大人になった翔ちゃんに攻められてほしいです。長々とお願いばかりですみません。これからもお話し楽しみにしています。 (2020年6月22日 6時) (レス) id: ae2dee5c90 (このIDを非表示/違反報告)
きよ(プロフ) - おはようございます。更新ありがとうございます。6で翔くんの主が大野さんになって安心したと同時にその後や、どうして主と続かないのか、大野さんはどうして振られるのか気になってます。できましたら続きを書いてほしいです。気になるというと、5の幼稚園パロもです。 (2020年6月22日 6時) (レス) id: ae2dee5c90 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - きよさん» きよさん、前作に続きコメントありがとうございます、嬉しいです。2.4のお話気に入って頂けて良かったです！いい締め方中々出来ずにいますが出来るように頑張って行きたいと思っておりますので、引き続きお付き合い頂けたら幸いです！ (2020年6月21日 22時) (レス) id: d922c6ab1d (このIDを非表示/違反報告)
きよ(プロフ) - 紅葉さん、短編集、嬉しいです。2の学パロ、読み初め教師と生徒だと思ってしまいました。煙草の変わりに翔くん！いいですね。4の極パロ、家庭教師を続けてどうなっていくのか、すごく気になっています。是非とも続きをお願いしたいです。6の剣 も不思議で楽しみです。 (2020年6月21日 18時) (レス) id: ae2dee5c90 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅葉 | 作成日時：2020年6月20日 0時
