楽曲解釈してみた@SixTONES ページ12
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«ストの楽曲って妄想広がるよね、の巻»
「ねえ、おねーさん」
「かぁいいね」
私の肩を叩いた男の第一声は、そんなもので。
でた。ナンパ。
いつもはそう思うはずなのに、振り返った先の顔があまりにもタイプだったから何も言葉が出なかった。
タイプというより、元カレと。
一週間前、向こうの浮気が原因で別れた元カレと似ていて。
すぐに拒否の言葉が出なかったことをいい意味で捉えた彼は、ヘラりと笑う
「ねえ、一軒いこーよ」
・
世間的にはきっと良くない。
彼の下で揺れる私。
チープな、そういうホテルにありきたりな、大きな鏡に映っている自分が視界に入ってふと我に返った。
ああ、ダメだなぁ
また怒られるや、
「ねえ、何考えてんの❓わら」
不意に強くグラインドされる腰
「ッ、」
「目の前にいるのは俺でしょ？」
「んあッ、」
「俺ら、めっちゃ相性いいねぇ」
「ほら下。すごいことなってんよ？」
反響する音
耳をふさぎたくなっても、彼がそれを許すわけもなく
主導権は完全に目の前の男が握っていた。
「ほら、感じて？」
「どこが好きなの？」
「ねえ、言わないとおにーさん分かんないんだけど、わら」
絶対に気づいているはずなのに的確にずらされるイイところは、簡単に最後の理性を崩した。
いきなり反転する身体。
繋がっている部分が、より深いところまで当たる
「Aが動いて」
「ほら、もっと。たんないよ❓わら」
愉しそうに笑う彼。
壊れた頭は、目の前の彼を優しかったころの元カレに重ねてしまった
「たつや、たつやっ、」
名前も一緒なんて、卑怯だ。
「ははっ、かあいいね」
「一緒にイこっか」
今日初めて深くなったキス。
薄く柔い唇。
ダメだよ、という泣きそうな声が彼に溺れていく音の端で聞こえた気がした。
「好きだよ、Aちゃん」
深澤辰也 / Bella
＿＿＿＿＿＿＿
曲の雰囲気と音の感じ、緩い振り付け、まさに深澤に合致。
深澤に田中のような強引なイメージはあまりないが、深澤と田中はいろんな意味で似ていると思う作者。
ていうかストの英語楽曲、アウトTVっっ!!!
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作者名：午前12:00 | 作成日時：2022年10月2日 23時
