【イナイレ】どうか 生きて 〜不動明王〜

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もう、ここには来ないで下さい。







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そう、強く言った。








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“来なくていい”ではなく、“来ないで”と言った。








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不動くんは驚いたような顔をした。









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「本当に、今更だけどワガママだって事はわかってる。自分がどうしようもないエゴイストだって事も…。でも、お願い。もう……＿＿___＿」









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「……わかった。」









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不動くんは静かに納得してくれた









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喉の奥が熱く、そして痛かった。









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言ったら言ったで、どんどん悲しくなっていく。








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「どうせ、
病院のやつにバレたりでもしたんだろ？」









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私が泣きそうなのをぐっと堪えていると、
不動くんは溜息混じりにそう言った。









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「うん。まだ完全にバレてはなかったけどね。
やっぱり怪しまれてたみたい。
……でも、それだけじゃない。









________私さ、









もうすぐ









死ぬんだ。」









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