【イナイレ】どうか 生きて 〜不動明王〜

＊ ページ13

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帰りは不動くんにおぶられて帰った






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「今日はありがとうね。」






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病院に着き、不動くんにお礼を言う






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「…あぁ。」






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「ねぇ、不動くん…。」





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「…なんだ。」






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「また、来てね。
いつでも待ってるから______。」






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「……そのうち気が向いたら来ない。事もない」









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はは、何だそれ。









紛らわしいその一言に思わず笑いが溢れる










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「あと、お前の母さん。
もうお前に会いにきてたぜ？」









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「はぇ…？」









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急な話の移り変わりに間の抜けた声が出た。









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え？どういうこと？お母さん、会いに来て______








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あっ……。









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「本当だ…！」







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不動くんは私が言葉の意味を理解したのを見て


病院をあとにして行った。








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…そっか。お母さん、会いに来てくれてたんだ。









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ううん。違う。









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________不動くんが、連れて来てくれた。









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今日、不動くんは
頭の上にお母さんを乗せて
連れてきてくれたんだね。









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そして月夜を暫く見つめていると









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だんだんと瞼が重たくなってきた。







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目を閉じ、誰に言うわけでもないが
小さく、とても小さく呟いた。









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＿________おやすみなさい。









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第４章〜日常〜→←＊

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