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たまに横を通るスタッフさんに挨拶をしながら歩いていると、もう少しで控え室の前を通る所まで来てしまった。
まぁ、嫌な予感は嘘かもしれないし。
そんなたまたま出てくるなんて偶然ありえないし
「ではご案内しますね」
「あ、よろしくお願いします」
…嫌な予感は嘘かもしれないし!
そんなたまたま出てくるなんて偶然ありえないし(二度目)
「……あ、A」
『……』
嫌な予感は、嘘じゃなかった。
そんなたまたま出てくる偶然も、あり得たことで。
後少しで控え室を通りすぎるというところ、つまりピンポイントの所で扉が開いてしまったのだ。
なんという運の悪さだろう
「おはよ。あの後LIMEしたのに見てないでしょ。通知ONにしてる?」
普段通り話しかけてくる一ノ瀬に対して、案内役のスタッフさんと相方だと思われる男性はポカンとしていた。
そんなことも気にせず、一ノ瀬は変わらず話しかけてくる
「忙しいのは分かるけど、少しくらい確認して……ねぇ、聞いてる?」
『…聞いてますよ』
「なんで敬語なの?」
立場的に敬語になるから。
そんなことも分からんのかお前は。
『すみません、私コレを倉庫に持っていかなくちゃいけないんで、失礼します』
そう言い捨てて一ノ瀬の返事も聞かずにその場を去った。
…なんだろう。背中に刺さる視線が痛いナー
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ひな(プロフ) - はじめましてです!小説とても面白かったです(*´ω`) (2020年6月8日 18時) (レス) id: 623759395b (このIDを非表示/違反報告)
雄里(プロフ) - とても面白いです! 更新、楽しみにしています! (2019年4月14日 23時) (レス) id: e6aa9e061e (このIDを非表示/違反報告)
SHEI☆(プロフ) - -naki-さん» 了解です!逆に何度もすいません!!!コメントはしなくても、ちゃんと読んでます! (2018年3月11日 18時) (レス) id: 7a40cd812c (このIDを非表示/違反報告)
-naki-(プロフ) - SHEI☆さん» 作者が思い浮かべてるのは赤髪の○もさんです!最近ハマってます( *´艸`)※3回目からのコメントの返信は出来ませんが、ちゃんと読んでいるのでご安心ください!(納得がいかない場合はattentionを見ていただけるとありがたいです…!) (2018年3月11日 18時) (レス) id: 51c4e75278 (このIDを非表示/違反報告)
SHEI☆(プロフ) - キヨキヨキヨキヨキヨともともともともともとも………… (2018年3月10日 18時) (レス) id: 7a40cd812c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:-naki- | 作成日時:2018年2月9日 20時