キラキラお目々な美少年に転生したよ【鬼滅の刃】

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嘘を付いているのは分かっていた。
ただ困っているという事は本当だったから。
笑った顔がほんのちょっとだけAに似てたから、幸せになって欲しかったんだ。



まさかこんな事になるなんて思ってなかったけどね！！！



俺の借金を代わりに払ってくれたじいちゃんに拾われて暫く経った。
最初兄弟子に挨拶しようとした時は大変だった。

まだ見つかってないのに！とか、俺の弟弟子はアイツだけです！とかよくわかんない事を叫んでた。

アイツって誰だよ！

じいちゃんにその事を聞こうとすると悲しい音がするから結局詳しくは聞けずにいた。

兄弟子…獪岳にはもっと聞けなかった。
獪岳からはいつも怒りと悲しみと焦りの音がしていて、話しかけても無視か怒るか、会話にならなかった。


夜になると獪岳はいつも何処かへ行ってしまう。俺がサボるとすっげぇ怒るくせに、じいちゃんは獪岳には何も言わない。
朝方帰ってくる獪岳からは、普段以上に悲しみの音がした。





辛い修行をしてると、Aを思い出す。
今頃元気にしてるかなぁとか、意外とドジな所があるから大丈夫かな、とか。

でも可愛くて優しいAの事だ。
どんな奉公先でも、きっと可愛がられてるに違いない。(変態に絡まれてないか心配だけど！)



また会おうって、約束したんだ。
それまで何とか頑張ろう。


…いや、修行キツくて死んじゃうかもしれないけどね！！！！！




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