キラキラお目々な美少年に転生したよ【鬼滅の刃】

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修行を始めて数ヶ月。

結局体力は付いたものの、筋力が殆ど付かなかった俺はそういう体質なのだろうということでやっと剣術を習い始めた。
剣術といっても最初はひたすら素振りから。

毎日素振り1000回の後は獪岳に体術の稽古をつけてもらう。
まぁ元々の体重の圧倒的な差もあって、いつも簡単に転がされてしまうのだが。

以前から何かと気にかけてはくれていたが、最近獪岳の過保護っぷりが顕著に出てきた。
この前なんか組手中に、いつまでも勝てないことに腹を立てた俺が獪岳に頭突きをくらわそうとしたら「テメェの嫁入り前の顔に傷が付いたらどうするんだ？！」ってブチ切れられた。


嫁にはいかないよ？






そして残念な事がふたつ。

1つ目。
お師匠さまから呼吸を教えてもらったけれど、俺には使えなかった。


これは洒落にならない気がする。

全集中の呼吸はなんとか使えるんだ。
でも雷の呼吸が一切使えなかった。
お師匠さまは呼吸には相性があるから、他の呼吸なら使えるかもしれない。といってくれたけど、なんとなく、俺にはどの呼吸も使えないんだろうなぁと思った。


そして2つ目。
俺には剣術の才能があまりない。
先程言ったように、筋力が付きにくい俺はいくら頑張っても打ち負けてしまうのだ。
分かりやすく言うとしのぶさんから突く力をなくした感じだ。



そのかわりと言っては何だけど、氷の力の特訓は順調だった。

以前は攻撃だけだったが、今では防御としても使えるし、壁を作ったりして足止め何かも出来る。

力を使ってよければ、初対面の対人戦ではほぼ負けることはない気がする。いわゆる初見殺し、というやつだろうか。

ただ対人戦ではあまり強い力は使えない。
例えば相手の腕を凍らせてその場所を竹刀で思いっきり叩けば、相手の腕はパリンと砕けてしまうからだ。

お互いに殺意を持っての戦いならいいが、ただの手合わせならこの力は強すぎる。これからは手加減も覚えて行かなくてはいけないな。

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