【歌い手】獣人世界【男主】 (ページ9)

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あれから4人を着替えさせてから朝ごはんを食べ、自由時間となった

現在時刻朝の8時

いつもなら寝てるが、今回ばっかりは仕方がない

『そういえばお前らっていくつなの？』

今までなぜ聞かなかったんだという程の質問をした

やっぱり最初に答えるのはそらるだ

「8。」

「6つ...。」

「7つ。」

「うらさん、おれいくつやったっけ。」

どうやらさかただけ覚えていないようだ

「おまえも6つだよ。まふまふといっしょ。」

「そうやった！おれ6つ！！」

俺は何を見せられているのだろうか

俺に向かって片手でパーをして突き出してすげぇ笑顔なさかた

さかた、それ5だ

可愛いと思ってしまった俺は悪くないと思う

こいつらが可愛すぎんだよくそ

『ほう...。んじゃ、宝探しでもすっか！』

4人とも頭にハテナを浮かべている

『これなーんだ。』

「あめ...？」

『そ。そらる正解。これを天月とSouに頼んで8個この屋敷に隠してもらった。んで、これを見つけたら見つけたやつが食っていい。』

「ホントですか...！！」

おう、急にやる気出てきたのかまふまふ

目がめっちゃキラキラしてるぞ

『もちろん。まぁ、今回は初めてだし隠したところは１階だけ。さぁ行ってこい！！』

まふまふとさかたは掛け声と同時に一目散に走っていった

飴好きなのか...？

一方行かなかったそらるとうらた

心做しか嬉しそうだ

『お前らは行かねぇのか？』

「おれはまふたちがたのしいならそれでいい。」

「おれも。」

コイツらは大人びてんだな...

だが大人になるにはまだ早い

よって、

『くすぐりの刑な。天月、手伝え。』

「はいよ。ほーらこちょこちょ～。」

俺達はそらるとうらたの脇をくすぐった

「は...！？ちょ、ふは、、やめ、ははっ！！」

「へ！？ちょっ、と、くすぐっ、たいってば！あは、あはははは！！」

一頻り笑わせたところでやめる

『お前らだってまだガキなんだからガキらしくしてろ。大人になんのはまだ早ぇよ。』

「い、や、いみわかんない、から...。」

「しぬかとおもった...。」

2人とも俺と天月を睨むが全然怖くない

「恨むなら俺達に仕返しできるようになんなよ。じゃなきゃ、またイタズラしちゃうからね～。」

全く、天月(こいつ)はすぐ煽る...