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同時刻。
天はIDOLISH7の寮、陸の部屋を訪れていた。
「なんか飲む？ご飯は？」
「大丈夫」
「そっか、えっと、…あはは。会ったら色々話そうと思ってたのに、全部吹き飛んじゃったな……」
「はは……。じゃあ、ボクから話すよ。座って」
「うん！」
「陸、好きな子いる？」
「えっ……！？」
天の思いがけない言葉に陸は戸惑う。
それと同時に青色の彼女の姿が脳裏をよぎった。
「い、いないよ……。……気になる子は、いるけど……」
彼女の真っ直ぐな言葉に沢山救われた。
美しく、強くて優しい彼女。そんなAに惹かれているのは、自分でも薄々と気がついていた。
「もし、その子と、なかなか会えなかったら寂しい？」
「……凄く寂しいと思う……」
仕事の現場やテレビ局で、無意識に彼女を探してしまっている。
見かけたら嬉しくなり、暫く見ない日が続くと落胆する。
「久しぶりにその子と、会う約束をしたのに、その子が来られなくなってしまったら？」
「悲しいと思う……。それに、心配するかな……」
陸はそう言って目を伏せた。
「……天にぃ、好きな人いるの？どんな人？遠いところにいる人なの？……オレ、今、恋愛相談されてる？」
「どう思う？当ててみて」
「どうだろ……。天にぃモテたからな……。えっと……」
天の返事に、もう一度彼女の姿を浮かべる陸。
天とAは親しい。もし、そういう仲だと言われても恐らく信じてしまうだろう。
でも、それを聞くのが怖かった。
彼女のことが好きだと天に言われたとして、自分はどうすればいいのだろうか。
「海外に住んでる芸能人？」
「ボクの恋人はファンだよ」
陸は、天の思いがけない返事に目を見開く。
「ファンを悲しませることはしない。ファンと交わした約束は絶対に破らない。アイドルなら当然のことだよ」
天は、その言葉を発することを少し躊躇していた。だって、自分にそんなことを言う資格があると、十分に思えなかったから。
「約束……？」
だから、自分に言い聞かせた。
「コンサートチケットだ。その日、必ずそこに行って、ファンのために笑顔で全力を尽くす約束」
"ボクは、ファンと共に生きていく"
「キミは約束を守れない。これまでも、これからも」
"誰かを好きになんて、絶対にならない。"
なんて、もう手遅れかもしれないけれど。
.
Twitterはじめました。この小説についての裏話とか、妄想とかばっか呟いてます…！
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ドーナツ(プロフ) - 高沢さん» わー！！！ありがとうございます…！本当に悩んでいたのでありがたいです…！いつでもいくらでもリクエストお待ちしています〜！！本当にありがとうございます！！ (2020年6月11日 1時) (
レス) id: f19df2fce1 (このIDを非表示/違反報告)
高沢 - またリクエスト失礼してもよろしいでしょうか...？ 赤面 と いつもと違う髪型 をお願いしたいです、、ふたつも無理言ってすみません(汗) (2020年6月11日 1時) (レス) id: a364a1dba9 (このIDを非表示/違反報告)
ドーナツ(プロフ) - 夢巫女さん» わー！いつもありがとうございます！！迷走中ですが、これからも読んで下さると嬉しいです！！更新頑張ります！ (2020年6月4日 10時) (レス) id: f19df2fce1 (このIDを非表示/違反報告)
夢巫女 - こういう作品を待っていたっ！！最初の方から読んでいましたが、感謝を伝えたくて我慢できませんでした！これからも更新楽しみに待ってます！ (2020年6月3日 22時) (レス) id: a86d07998f (このIDを非表示/違反報告)
ドーナツ(プロフ) - ぽんさん» わあ…！ありがとうございます！！凄く嬉しいです！更新マイペースですがこれからもよろしくお願いします〜！！ (2020年5月26日 18時) (レス) id: f19df2fce1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ドーナツ | 作成日時：2020年5月5日 23時
