笑 門 来 福【HQ】【山口忠】【月島蛍】

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月島side



溝口さんとの下校は、まあ思ったより楽しい。



そんな時、2人にちょうど同じくらい出かかってきた電話。



スマホを見ると、舞からだった。



溝口さんも電話に出るみたいだったから、僕も電話に出た。




浮かれそうな気持ちを精一杯隠して。





「もしもし」






＜も、しもし、蛍…？＞







いつもとは違う声はきっと電話だからじゃない。






「ど、どうしたの！？なんか、テンションおかしくない！？」





＜あのさ、、告白された…＞





は？





「だ、だれに？」






＜翔陽に＞






あのチビ、先にやりやがった…






「それで？溝口さんじゃなくて、僕に電話したの？」






＜最近は、蛍といる方が長いし、翔陽はAに沢山相談してたって言ってたから…＞





溝口さんって日向のこと好きなんじゃなかったっけ？
なのに相談受けるって…
ストレスがたまらないわけないよな
あ、だから今日きつそうだったのか？






「ふーん。で、どうしたの？返事。」






＜明日言うって言った。＞







「すぐには断らなかったんだ。」






＜だって！混乱してたんだもん！！＞






「舞は、日向のこと好きなの？」





＜わかんない。＞





「わかんないのに付き合ったら、日向に失礼じゃない？せっかく想いを伝えてくれたのに。」





＜そうか…＞





「でも最後に決めるのは、君だから。」





＜…うん＞




「大丈夫。どんな答えでも、日向はいつもみたいにまた話しかけてくれるよ？たぶん。」





＜そうだね、うん。、自分で考えてみるよ。ありがと、蛍。＞





「いいよ。全然。じゃあまたね。」





＜うん。またあした。＞




ねえ、舞、僕が告白してもそんなに取り乱してくれる？

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