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そのまま誰も喋ることなくしばしの沈黙。
小「…も、もうー笑 イチャつかんといてー笑 はいはい離れて下さい!ついでに視界に入ります」
目を合わせられないあたしに対してしげは離れても尚あたしの顔を見つめる。
シオン先輩を見る切ない目とは違う、何か…熱い目。
何なの、そんな顔されたら勘違いする…自分に都合良いように考えるのが女なんだから。
小「行きましょう、濱田さんたち待ってる思います」
『…おう、行っといてくれ』
行こかと手を引かれて、振り返りたい気持ちを抑えながら足を進める。
しげはあたしをどう思ってるのかな…
小「…ヘルメットどうぞ」
「ねぇ望」
小「はい?」
「しげはさ………やっぱ何でもない」
小「何すか笑」
“ シオン先輩が好きだよね? ” って。
頷かれたらきっと少しの希望も砕け散るから。
小「行きまっせーほら!」
ここにもう一人切ない目をしてる人がいることに、あたしは気づかない。
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カジャリア(プロフ) - さなさん» あーりがとん。こういう訳だったのよ笑 (2017年11月4日 20時) (レス) id: 7a9558f5e1 (このIDを非表示/違反報告)
さな - シオンのことはそういうことだったのね!!なるほ〜! 完結おめでとう!! (2017年11月4日 20時) (レス) id: 0059834432 (このIDを非表示/違反報告)
カジャリア(プロフ) - ルルモさん» こちらこそ!ありがとうございました^^* (2017年11月3日 13時) (レス) id: 7a9558f5e1 (このIDを非表示/違反報告)
ルルモ - 面白かったです!!ありがとうございました。 (2017年11月3日 12時) (レス) id: 8263d4388d (このIDを非表示/違反報告)
カジャリア(プロフ) - ゆんゆんさん» 疑問を残させてしまったようですみません。確かに書いていませんでしたね…後でそのことについてアナザーストーリーをかかせていただきます! (2017年11月3日 12時) (レス) id: 7a9558f5e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カジャリア | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kajya1734
作成日時:2017年10月21日 16時