− fourtytwo − ページ43
しげはバイクを運転できないため流星の後ろに、
あたしはいつも通り望の後ろに乗る。
8人で…運転は6人だけど、一斉に走るのは今日が初めて。
トモとしげがうるさいし、濱田先輩と桐山先輩は中間先輩に怒られてるし。
小「Aさん」
「んー?」
小「一人で帰ってきた後の重岡さん、めっちゃ焦ってました。普段全然焦らんのに、あんな姿初めてでした」
「…そっか」
嬉しいけど…きっと誰にでもそうなんだよね。
小「その時シオンさんが、大丈夫だから待ってましょうって肩に手をかけたんです。
重岡さん…ものすごいスピードで払って、シオンさんに向かって怒鳴りました。
“ 大丈夫って根拠は? シオンさんがAの立場でもそうやって言えますか? ” って」
しげが…シオン先輩に怒鳴った、?
横を見ると相変わらずふざけてて、とてもそんな風には見えない。
小「重岡さんが焦るのは多分…Aさんのことだけなんすよね」
ふとこっちを見たしげが笑った気がして、そっと視線を離した。
あたしを…どう思ってるの?
自惚れてもいいかな?
望の話だって全部信じちゃうよ。
小「俺が入る隙なんて…無かった」
ポツン、と望が小さく落とした言葉は聞こえなかったふりをして。
しげの向こう側に映る、満点の星空を眺めていた。
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カジャリア(プロフ) - さなさん» あーりがとん。こういう訳だったのよ笑 (2017年11月4日 20時) (レス) id: 7a9558f5e1 (このIDを非表示/違反報告)
さな - シオンのことはそういうことだったのね!!なるほ〜! 完結おめでとう!! (2017年11月4日 20時) (レス) id: 0059834432 (このIDを非表示/違反報告)
カジャリア(プロフ) - ルルモさん» こちらこそ!ありがとうございました^^* (2017年11月3日 13時) (レス) id: 7a9558f5e1 (このIDを非表示/違反報告)
ルルモ - 面白かったです!!ありがとうございました。 (2017年11月3日 12時) (レス) id: 8263d4388d (このIDを非表示/違反報告)
カジャリア(プロフ) - ゆんゆんさん» 疑問を残させてしまったようですみません。確かに書いていませんでしたね…後でそのことについてアナザーストーリーをかかせていただきます! (2017年11月3日 12時) (レス) id: 7a9558f5e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カジャリア | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kajya1734
作成日時:2017年10月21日 16時