占いツクール
検索窓
今日:96 hit、昨日:320 hit、合計:52,615 hit

ページ33

歩くこと数分、別れ道が来て優とはわかれた。
そして一人で歩いていると、急に後ろから声をかけられた。
それは聞いたことのある声で、振り返った。
すると、そこには真冬の姿があった。

「なんか元気なさげですね・・・?」

『お前のせいで一気に元気なくなったわ』

「えっ・・・」

2人並んで歩きながら会話をする。
なぜ再試もない真冬が外を出歩いているのか、それが知りたいが、聞いてもいいのか迷う。
昔は、私が真冬の家に行かなきゃ遊びになんて行かなかったくせに・・・
そう思い、チラッと真冬に視線を向けた。

「ん?なんですか?」

『は?何みてんの怖』

「いや見てきたのそっちですよね!?」

見た瞬間に目があって、フイと顔をそらした。
まだテスト前日の時の記憶が鮮明に残っている私としては、目を合わせて話をしたくない。
きっかけがあるごとに思い出してしまうから。

【Aもアイス食べよ!】

・・・昔は、こういう暑い日には、二人でアイス買って公園で食べてたような気がする。
ほとんどが家でゲームとか話すとかだったけど、たまに外に出て公園で遊んで、話して。
外も中も、全部が楽しくて好きだった。
それも全部、真冬は忘れてしまったと考えれば考えるほど、悲しくて、辛い。

『・・・んで・・・なんで・・・私のこと・・・忘れちゃったんだよ・・・バカ真冬・・・』

ついポロッと出てしまった本音。
真冬はなんで私がそう言ったのか分かっていないからなのか、驚いたような顔をしていて、でもどことなく困ったような感じの表情をしていた。

『・・・先帰る』

「あっ・・・待って・・・ください!」

私が走ろうとすると、私の腕を掴んで、走るのを止めた真冬。
困惑した表情が、私に向けられる。

「今の・・・どういう意味ですか・・・」

知ろうとしているのは分かるけど、それを真冬本人から聞かれると、忘れたと言われているようで泣きそうになる。

『・・・・・・お前のそういうとこ・・・・・・本当に嫌い』

私は掴んでいた手を振りほどくと、今まで来た道を走って戻った。

。→←6章 病名は恋



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (48 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
115人がお気に入り
設定キーワード:歌い手 , まふまふ , 学パロ   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:あづの ひみ | 作成日時:2020年1月18日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。