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デクさんがクラスの出し物の練習は休憩ってことで、4人で校内を歩く。
学祭の準備中だから休日でも人で賑わっていて、物珍しそうにキョロキョロしている壊理。
「通形じゃん」
「中学生に…子供！？」
「休学ってお前…！まさかそういう…」
準備を進めながらも話しかけてきたのは、通形さんの知り合いらしき人。
そんな問いかけに対して、通形さんは何も言わずににっこりと笑った。
「いやなんか言えよガチっぽいな！」
やっぱりこの格好だと中学生に見えるのかな。
ひらりとスカートの裾をつまんでみるけれど、自分ではあんまり分からない。…ちゃんと17歳なんだけどな。
「冗談はおいといて、今年のI組はすげェからおめーも絶対来いよ！」
流れるように私もフライヤーを渡される。
手が込んでいて、とても立派だ。
『すごいなぁ…』
私が経験できなかったことだから。
慌ただしく駆け回る学生さん。大きな荷物を運んでいたり、釘を打っていたり。
「まだ1か月前なのに慌ただしいですね！」
「みんな去年よりもすごいものを…“プルスウルトラ”で臨んでるんだよね」
『プルスウルトラ…？』
「更に向こうへって意味さ！」
ガヤガヤと騒がしい道を進む私たち。
そんな中、急にぐわっと私の目の前に大きなドラゴンが飛び出してきた。
『わ…！』
「ぁうっ」
『あ、ごめんなさ…』
思わずびっくりして仰け反った私の頭がデクさんの顎にぶつかってしまって、慌てて謝る。
「すんません…ってA組の緑谷じゃねェか！」
「アレアレアレー！？こんなところで油売ってるなんて余裕ですかァ！？」
『デクさん、顎…』
「大丈夫！それより2人とも平気！？」
私のたちのことを気遣ってくれるデクさんに、金髪の男の人は「オヤオヤ無視かい！？いいのかい！？」なんて騒ぐ。
「いつもに増してめっちゃ言ってくる…！」
「ごめんよA組、
ペラペラと早口で捲し立てるように喋っていた彼は、気がつけばうつ伏せになって倒れていた。
壊理と私の前に出たデクさんがミスコンの話をしている中、私は壊理に視線を合わせてしゃがむ。
『大丈夫？』
「うん」
『そっか』
正直壊理よりも、私の方がビビってるのかもしれない。
「いきなり雄英の負の面を見せてごめんよ2人とも」
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ゆきんこ - 治崎廻さんが私の一番好きなキャラクターなのですが、夢小説がなかなか無くて自給自足しなきゃなぁ、と思っていたところ、この作品に出会いました。この作品が大好きです！続きもすごく気になります。更新頑張ってください。応援しています！ (2020年9月22日 14時) (
レス) id: 622aa4e7f6 (このIDを非表示/違反報告)
碧佳 - え、めっっっっっっっちゃ好きです!!!すんごい続き気になる〜！更新頑張ってください！ (2020年3月3日 12時) (レス) id: f33055e332 (このIDを非表示/違反報告)
pico(プロフ) - ありささん» ありがとうございます！そう言っていただけて嬉しい限りです！ (2020年2月17日 0時) (レス) id: 9e63868de4 (このIDを非表示/違反報告)
ありさ(プロフ) - めちゃくちゃ好きですこの作品！めっちゃうちの読みたかったドストライクです！更新ファイトです！ (2020年2月16日 22時) (レス) id: 2c7a607a36 (このIDを非表示/違反報告)
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