ホワイトブラック

似てる ページ6

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樹side







樹はどこか似ている雰囲気をかもし出すAを嫌ってはいなかった。




朝いつも送迎してくれるマネージャーの車

俺達は人数が多いからだいたい2回に分けられる。



今日俺は1回目

一番最初に車に乗り込んでみんなを待ってたら
ぞろぞろと次々乗り込むメンバー


そして一番最後に乗ったのは

そう、Aだった。






A「 ･･･おはようございます 」





静かに挨拶をしながら車に乗り込むA

寝ている昂秀に薄いタオルをかけている。




変わらないなあ

ほんと変わらない、お人好し



昔っから人一倍努力家だし俺らが帰った後も練習してるのを見た事がある。





変わってしまったのは俺達なのかもしれない。



こんな子供っぽいこと今すぐ辞めたいけど

みんな意地っ張りで戻るに戻れないんだ





でも最近、北人さんが変わった


楽屋にAが入ってきたらすかさず挨拶するし

楽しそうに話してる。





いいなあって、


多分ほとんどのメンバーが思ってる。





俺達は今が変わるチャンスなのかもしれない。









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