. 220話 神野の悪夢6 ページ43
オ｢おいたがすぎたな!
ここで終わりだ死柄木弔!!｣
怒りの籠った声に若干怯みながらも、死柄木は至って不機嫌そうに返す。
死｢…終わりだと…?ふざけるな
…はじまったばかりだ…仲間も集まり始めた、Aもようやく手に入りそうなんだ。ふざけるな……ここからなんだよ……」
死柄木がボソボソと喋っていた一方で、黒霧が呻き声を上げガクリと倒れる。
グ｢さっき言ったろ、おとなしくしといた方が身の為だって。
引石健磁、迫圧紘、伊口秀一、渡我被身子、分倍河原仁。少ない情報と時間の中でおまわりさんが夜なべして素性を突き止めたそうだ。
もう逃げ場ァねえってことよ。
なァ死柄木、聞きてえんだが……お前さんのボスはどこにいる?｣
ヒーローたちと敵が何か喋ってる。けれど不思議と頭には入ってこない。ずっと別のことが気がかりで。
─死柄木弔、あんたの目にはオールマイトしか映っていないんだ。
死｢ふざけるな……こんな、こんなあっけなく……！ふざけるな……うせろ、消えろ…｣
ふと、足が勝手に動いた。
彼に引き寄せられるように。
どうしてそんな目を彼に向けるの。
どうしてそんな言葉を吐くの。
ヴィランと雄英生。
オールマイトを憎む者と、そうじゃない者。
対極にある私たちだけど、それでも分かってしまった。
きっとあんたは、オールマイトに助けられなかった私だ。あの人と出会うことの無かった未来の私だ。
“可哀想だなぁ”
あんたが私を同情するように私も、あんたが可哀想だと思った。
自由を手にしているようで、囚われているように見えるから。
元々近い所に立っていた。だからあと少し、手を伸ばせば。
その時突然、｢…何してやがる｣という地を這うような低い声が、強い衝撃と共に上から降ってきた。
腕を強く掴まれたことで歩みを止めた私に、爆豪は怪訝な表情を向ける。
『…私は、』
しかし語ることは無かった。
なぜなら、
オ｢奴は今何処にいる!死柄木弔!!｣
死｢お前が!嫌いだ!!｣
死柄木が叫ぶと同時に現れた空中に浮かぶ黒い液体。そこから何体もの脳無が顔を出す。
そして───
爆｢おﾞ!?｣ 『……ｯ!!』
身体が何者かに干渉されるような不快感が全身に走った。次の瞬間には口内から黒い液体が溢れ出し身体を飲み込んでいく。
オ｢A少女!!爆豪少年!!｣
爆｢…ｯんだこれ…身体が…飲まっ、れ｣
オールマイトの叫び声を最後に、何も聞こえなくなった。
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レイ(プロフ) - あおさん» コメントありがとうございます!落ちはほんとに迷走してます💦かっちゃん、轟くんはもちろん夢主的には緑谷くんを好きになりそうだと思ったり。荼毘もありかも、とか…もしかしたら複数のルートを作るかもしれないです。。 (5月3日 20時) (
レス) id: 4d64a1450f (このIDを非表示/違反報告)
あお - いつも楽しく読ませてもらってます❗️落ちが誰になるのか楽しみです‼️更新頑張ってください(^^) (5月3日 20時) (レス) @page39 id: e91ba3f295 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - あめみやさん» ありがとうございます!コメント励みになります(T-T) (4月30日 13時) (レス) id: 4d64a1450f (このIDを非表示/違反報告)
あめみや(プロフ) - 更新頑張ってください！！ (4月30日 9時) (レス) @page35 id: a179dcb416 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - HARUさん» 1話だけ更新出来ました、!コメント嬉しいですありがとうございます😆 (4月29日 18時) (レス) id: 4d64a1450f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レイ | 作成日時：2023年3月8日 18時
