. 211話 もう一度 ページ34
上｢切島落ち着けよ…こだわりは良いけど今回は…｣
蛙｢…飯田ちゃんが正しいわ｣
苦い顔をしながら言葉を繋ぐ生徒たちだが、切島はそれを振り切って緑谷の方に振り向く。
切｢飯田が皆が正しいよでも!!なァ緑谷!
＿＿まだ手は届くんだよ!!｣
緑｢…!!｣
病室には再びシンとした空気が重く乗しのかかった。
芦｢…つまりヤオモモに発信機のやつ貰って、それ辿って…自分らで2人の救出に行くってこと…!?｣
轟｢敵は俺らを殺害対象と言い、神崎と爆豪は殺さず攫った。しばらく生かされるだろうが殺されないとも言い切れねえ。
俺と切島は行く｣
飯｢っふ─ふざけるのも大概にしたまえ!!｣
再度声を荒げた飯田に数人の生徒は手を握り締める。わなわなと怒りを露わにする彼を｢待て落ち着け｣と障子が制した。
障｢切島の“何も出来なかった”悔しさも、轟の“眼前で奪われた”悔しさもわかる……俺だって悔しい。
だが、
これは感情で動いていい話じゃない｣
ヒーローになるための合宿で敵の襲撃。自分たちが辛うじて出来たのは教師の指示に従い避難したこと。
悔しいのは全員同じだ。2人の友人が攫われ命の保証さえない。心優しい彼らが胸を痛めないわけがなかった。
それでも2人が動くのは、
切｢……B組のやつに聞いた。
神崎が取り残された生徒を守るために森ん中を回ってたって｣
｢───え…?｣
遡ること3日前、襲撃の夜。
マンダレイがテレパスを送るよりも先、森の異変を逸早く感じ取ったAだけが動いていた。
**
森奥で雑談を楽しんでいたB組生徒3人の前にAが姿を現す。
円｢…っ神崎A?んでここに!?｣
回｢ルートから外れてるぜ?つーか何で一人で…｣
『っすぐ施設に戻って、毒ガスが流されてる可能性がある。敵の襲撃かもしれない』
｢!!｣
円｢…いや、急にんなこと言われてもさ。何の冗談だよ?｣
圧｢にわかに信じ難い。そう断言するに足る証拠を見せてもらいたいものだが…｣
聞いた2人は目を見開いた後、Aを疑うような目で見た。
そうなる事をA自身が1番分かっていた。誰も自分のことを信じない。彼女は身に染みて理解していた。それでも、
『…説明してる暇がない。行けば分かる、信用出来ないだろうけど＿』
円｢だから何を根拠に＿｢それは本当なんだな?｣、ちょ、回原!?｣
『!!』
｢どうなんだ｣と再度尋ねる彼にAは黙って首を縦に振る。そして、回原と呼ばれた少年はある事を告げる。
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レイ(プロフ) - あおさん» コメントありがとうございます!落ちはほんとに迷走してます💦かっちゃん、轟くんはもちろん夢主的には緑谷くんを好きになりそうだと思ったり。荼毘もありかも、とか…もしかしたら複数のルートを作るかもしれないです。。 (5月3日 20時) (
レス) id: 4d64a1450f (このIDを非表示/違反報告)
あお - いつも楽しく読ませてもらってます❗️落ちが誰になるのか楽しみです‼️更新頑張ってください(^^) (5月3日 20時) (レス) @page39 id: e91ba3f295 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - あめみやさん» ありがとうございます!コメント励みになります(T-T) (4月30日 13時) (レス) id: 4d64a1450f (このIDを非表示/違反報告)
あめみや(プロフ) - 更新頑張ってください！！ (4月30日 9時) (レス) @page35 id: a179dcb416 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - HARUさん» 1話だけ更新出来ました、!コメント嬉しいですありがとうございます😆 (4月29日 18時) (レス) id: 4d64a1450f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レイ | 作成日時：2023年3月8日 18時
