. 200話 林間合宿18 ページ23
Aside
緑｢…お、思ってたより暗いね｣
『そうだね』
緑｢…えっと、神崎さん｣
『なに?』
緑｢…もしかしてこういうの苦手だったりする?なんか、その…距離が近いような…｣
そう言って頬が赤くなってる緑谷を見て、無意識に近寄っていたのに気が付いた。
妙に静かな森が不気味で何となく背後を取られたくないというか。
『…怖くないけど。
ただ急に出てこられるのが苦手なん＿＿』
緑｢神崎さん?どうかした?｣
匂いに違和感を感じた。鼻をつんざくような刺激臭が微かに香る。
これは、
『…毒だ。ガスの臭いがする』
緑｢ど、毒ガス…!?っなんでそんなもの
…もしかしてヴィランが…?｣
『…分からない
…おそらく南東の方角から流れてきてる。奥にいる生徒が危ない。
私が行くから緑谷は広場に戻ってマンダレイに報告を』
緑｢待って!、それで君に何かあったら…｣
『大丈夫、吸っても他よりは動けるから』
緑｢……
…分かった。無茶、しないでね｣
何か言いたげだった彼は言葉を飲み込み、強い眼差しでそう言った。
『うん』
確認するように互いの眼を合わせてから逆方向に走り出す。道を外れて最短経路を個性を行使しながら走る。
いずれすぐにマンダレイからの退却指示が出るだろう。
もし即効性があるなら既に倒れてる人間がいてもおかしくない。下手したら死ぬ。
奥には通信手段を持ったラグドールがいたはずなのに今までマンダレイからのテレパスがなかったのはおかしい。
おそらく、ラグドールの身に何かあった。
“もしかしてヴィランが…”
ヴィランの存在…索敵しようにも生徒が点在していて気配が探れない。
“常に最悪の事態を想定しろ”
わかってる。
ヴィランの襲撃かもしれない。
なら、尚更早く行かないと。
***
緑谷side
神崎さんと分かれ全力疾走で広場に戻った。しかし、既に事態は最悪な方向に向かいつつあった。
｢何で…ヴィランがいるんだよォ!!｣
『ピクシーボブ!!』
向かい立っていたのは2人のヴィラン。片方が武器でピクシーボブの頭を押さえつけていた。
マ｢まずいｯ…｣
『＿＿…!!』
冷や汗を流すマンダレイの様子から察する。光汰くんがきっと、秘密基地に一人でいる。
しかも、恐れていた最悪の事態だ。ヴィランが出てきた今、最も危険なのは神崎さん。
『マンダレイ、神崎さんにすぐ戻るよう伝えて下さい!きっと狙われてる!』
マ｢…やっぱり生徒が目的か…!｣
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レイ(プロフ) - あおさん» コメントありがとうございます!落ちはほんとに迷走してます💦かっちゃん、轟くんはもちろん夢主的には緑谷くんを好きになりそうだと思ったり。荼毘もありかも、とか…もしかしたら複数のルートを作るかもしれないです。。 (5月3日 20時) (
レス) id: 4d64a1450f (このIDを非表示/違反報告)
あお - いつも楽しく読ませてもらってます❗️落ちが誰になるのか楽しみです‼️更新頑張ってください(^^) (5月3日 20時) (レス) @page39 id: e91ba3f295 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - あめみやさん» ありがとうございます!コメント励みになります(T-T) (4月30日 13時) (レス) id: 4d64a1450f (このIDを非表示/違反報告)
あめみや(プロフ) - 更新頑張ってください！！ (4月30日 9時) (レス) @page35 id: a179dcb416 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - HARUさん» 1話だけ更新出来ました、!コメント嬉しいですありがとうございます😆 (4月29日 18時) (レス) id: 4d64a1450f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レイ | 作成日時：2023年3月8日 18時
