. 192話 林間合宿10 ページ15
Aside
『……本気で言ってるんですか』
｢俺が冗談を言うように見えるか?｣
冗談であって欲しかった。
私の個性を知っている人間は両親はもちろん、小中の同級生、ヴィラン連合の人間、そして相澤先生。
『オールマイトはこの事を?』
相｢俺は校長にしか言ってない｣
理由もなしに使いたくない、というのはただの建前だ。人に見られたくない、怖がられたくない、もう二度と…あんな目を向けられたくない。
トラウマに近い記憶が頭を刺されるような頭痛を引き起こす。
｢怖いか｣
『……』
｢ヴィラン連合は随分と執念深いらしいな。しぶとくお前を狙ってる。
考えたくないが、奴らがどんな手を使ってでもお前を手に入れようとするなら、いつまでも制御不可なので使いませんじゃ駄目なんだよ。
それ程までにお前の力は危険すぎる｣
“危険”
…そんなことは私が1番、理解している。
『…そう、ですね。自我を失えば見境なく人を傷付ける…正真正銘の化け物＿＿』
ｺﾞﾂｯ
『痛っ…』
急に頭をグーで殴られて、足元に落としていた目線を上げる。
『…何、するんですか…』
｢勘違いするな。
これはお前が周りを傷付けないように言ってるんじゃない。
お前がちゃんと
『……!!
…っでも、どうするんですか、
私はあの力を制御出来ませんし、異形だから先生の個性は効かない。貴方に危害を』
｢だから制御できるようにしろって言ってる。俺は言ったはずだ、お前を信じるって｣
『…なんで、私なんかを』
｢教師が生徒を信じなくて誰がお前を信じてやるんだよ。
いいからやってみろ、…大丈夫だ｣
“信じる”
＿＿この人は
とっくの前から私が1番欲しかった言葉をくれていた。
今はただ、
そんな先生の期待に応えたかった。
『…少し、離れていて下さい』
相｢!…あぁ｣
先生は優しすぎる。
いつ起爆するか分からない爆弾を、こうもあっさり信じてしまうなんて。
ここで出来なければ先生を裏切ったも同然だ。
今、やらなくちゃいけない。
ゆっくり息を吐いて、逸る心を落ち着かせる。
大丈夫、私は出来る。
＿＿身体が熱を持つ。
額に稲妻が走るようにビリビリと音を立てながら角が形成された。
それに伴い意識が朧げになってきて、全てを壊してしまい衝動に駆られる。
それでも、
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レイ(プロフ) - あおさん» コメントありがとうございます!落ちはほんとに迷走してます💦かっちゃん、轟くんはもちろん夢主的には緑谷くんを好きになりそうだと思ったり。荼毘もありかも、とか…もしかしたら複数のルートを作るかもしれないです。。 (5月3日 20時) (
レス) id: 4d64a1450f (このIDを非表示/違反報告)
あお - いつも楽しく読ませてもらってます❗️落ちが誰になるのか楽しみです‼️更新頑張ってください(^^) (5月3日 20時) (レス) @page39 id: e91ba3f295 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - あめみやさん» ありがとうございます!コメント励みになります(T-T) (4月30日 13時) (レス) id: 4d64a1450f (このIDを非表示/違反報告)
あめみや(プロフ) - 更新頑張ってください！！ (4月30日 9時) (レス) @page35 id: a179dcb416 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - HARUさん» 1話だけ更新出来ました、!コメント嬉しいですありがとうございます😆 (4月29日 18時) (レス) id: 4d64a1450f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レイ | 作成日時：2023年3月8日 18時
