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37〜北山side〜 ページ38

彼女は俺と別れたいって言われたけど


今の俺は彼女と離れるなんてできなくて


何度も何度も彼女に気持ちを伝え


ようやく納得してくれたのか


帰っていく


やべーな


本当にどんどんハマっていく


雨が降ると彼女に会えるんじゃないかって


またどこかで傷ついて泣いてるんじゃないかって


もっと俺に頼ってよ…



昨日は夜電話したらやっぱり泣いてて


旦那と離婚することにしたって


自分も悪いって


とりあえずまた明日話聞くって電話を切った


そして今日は久しぶりのオフ


彼女がくるかもって朝から掃除してたらお昼過ぎに玉がきた


玉「 みつー!やっほー今日久しぶりに宅飲みしよーー」


断ろうと思ってたら


玉「 買い出ししてくるねー」


って行っちゃったし


そして帰ってきたらAを連れててしかもまた泣いてるし、とりあえずソファーへ


玉に帰れって行ったら


玉「 じゃー俺が子供たち迎えに行ってあげる」


え?普通にだめだろ

「 それは玉ちゃんバレちゃっても大変だし、私行けるから大丈夫だよ、ありがとう」


玉「 じゃーバレないように後ろの席に座るから一緒に行ってもいいよね?」


おいおい、玉森くん?


「 玉!わかったから!とりあえず俺たちは家で待ってよ?A、迎えに行ったらまた2人つれてここにこれる?」


「 え…でも、いいの?」


「 ご飯みんなで食べよーぜ?」


玉「 Aちゃんのご飯食べたいなー」


「おい、たま!」


「 ふふふ、わかった。ご飯作るね。」


玉「 やったー!」


はぁーでも彼女の笑顔みれて少し安心した


そして彼女は子供たちのお迎えに行った


玉「 Aちゃん、大丈夫なの?旦那さんのことでしょ?」


「 あーそうだな…」


すると携帯がなる


藤ヶ谷


「 なにー?藤ヶ谷ー」


藤ヶ谷「 オフなのに悪い。北山昨日、充電器置いてったから今から行っていい?」


「 あーわりぃ。でも預かっててもらえない?」


藤ヶ谷「 使うんじゃないの?とりあえず近くまで来ちゃったから寄ってくよ。」


「 わりぃーな。」


玉「 ガヤなんだって?」


「 昨日俺、充電器忘れてたみたいで届けてくれるらしい。」


玉「 じゃーガヤもご飯食べてけばいいじゃん?たくさんいたほうが楽しいでしょ?」


「 おいおい。」


玉「 あ、でもガヤはAちゃんのことは知らないのか」


「 いや、知ってる。前にたまたまご飯屋であって一緒に飯食ってるし。」


玉「じゃー大丈夫だね!」

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作者名:Yuzuki | 作成日時:2019年4月12日 10時

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