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あれからスマホが壊れて



みっくんと連絡が取れなくて


でもちょうど良かった


最後に会って話したかったけど


会ってしまったらまた気持ちが



止められなくなっちゃいそうで怖かった



だからこのまま


サヨナラしたほうがいい


ピコン


[ A、大丈夫?今日もしよかったら気分転換にご飯食べに行かない?」


梨花からだ


梨花には事情を説明した


心配してくれていつもラインをくれたり


実家まで遊びにきてくれたり


今の私には本当に嬉しかった


久しぶりに仕事以外で外に出たかも


「梨花、いつもごめん。ありがとう」


梨花「 ううん!あれから旦那から連絡とかは?」


「 ううん、ないよ。でもいいの。距離置きたかったし。」


梨花「 そっか…。あ!これ、キスマイのアルバム。今回ソロも入ってるし、みっくんの曲すごく良かったよ。ちょっと聞いてみて」


「 ありがとう!帰って聴いてみるね」


トイレに行きたくて個室のご飯屋さんだったから廊下にでてトイレにむかう


そして、部屋に帰ろうとすると


「 A…?」


聞き覚えのある声


大好きな声



「 …みっくん?」


泣きそうな顔で私をみてる


北山「ちょっときて」


腕を掴まれ、個室に連れて行かれ


北山「 もう…会えないかと思ってた。なんで急に連絡取れなくなったの?ちゃんと説明して?」


「 スマホ…壊れちゃったの。それとあれから旦那と話し合って今、別々に住んでる。みっくんに最後、さよならしにいこうと思ってたんだけど…会ったらまた甘えて離れられなくなると思ったから…


北山「 俺が…俺がどんな気持ちでずっと待ってたかわかる?…はぁ…もう…なんでもいいや…Aさえ側にいてくれれば…


「 だめだよ!みっくんはアイドルで私は既婚者。もともと住む世界がちがうの!一緒にいちゃいけないの!バレたらみっくんだってううん、みんな悲しむ。だから…もう…おわりにしよ?もう…会えない



北山「 今の俺はAでいっぱいなの…だからどんな形でもいい…側に…いさせて…?」


泣きそうな顔で私の肩に顔を埋めてる彼…



どうして…


どうしてまたこうやって彼に会わせたの…?


神様の…いじわる。



「 ごめん…私戻らなくちゃ…友達待たせてるから



北山「 連絡先教えてくれるまで…離さない」


「 みっくん…もう


北山「 だめ。絶対離さない」



「 とりあえず友達のところに行かせて?心配させたくないから…」


北山「わかった。俺もいく」

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作者名:Yuzuki | 作成日時:2019年4月12日 10時

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