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『…返事なんてっ、そんなのっ…決まってるじゃ、ないですか！！』
ポタリと目に溜まった涙がクロコダイルさんのシャツの上に落ちる。
同じ涙でもまるで意味が違う。
これは間違いなく嬉し涙だ。
『好きです！大好きです！この気持ちだけは誰にも負けません！』
今まで、友達の恋話をただ聞いているだけだった。
自分が誰かに恋をするなんて全く想像できなかった。
恋することはとても楽しくて。時には悲しくて。苦しくて。今になって、みんなが楽しそうに恋話していた理由がわかった。
『ただ…１つお願いがあります。もし、クロコダイルさんが私に飽きたとしても、どうか仲間でいさせてください』
恋人という関係はいつまで続くか分からない。もしも、クロコダイルさんが別れたいと言ったらすぐに別れる覚悟は決めていた。だって、彼の重荷になりたくないから。
そう言うと、頭上から大きなため息が聞こえた。顔を上げるとクロコダイルさんが呆れた顔で私を見下ろしていた。
「要らん心配をするんじゃねぇよ…」
そう言うと彼は両手を使って私の顔を上向きに固定した。
あれと思った次の瞬間、視界が暗くなる。同時に唇に感じる柔らかな感触。
キス、してる。
少女漫画とかでこういうシーンはあったけど、正しいやり方が分からず固まってしまう。クロコダイルさんは角度を変えて何度かキスをしてるうちに私が固まってしまっていることに気付いたのか、可笑しそうに笑った。
そして一言。
「口を開けろ」
意味が分からず、その言葉に従う。
すると彼はもう一度私を引き寄せて唇を合わせた。同時に口内にヌルッと熱いものが入ってくる感触。
舌、だ。
『……っ！？』
歯列をなぞられて、舌を絡めとられて、まるで酸素が彼にどんどん奪われていくみたい。酸素を求めて身体をよじるも、後頭部を大きな手でガッチリと固定されていて逃げられない。
互いの唾液が交わって、もう何もかもがグチャグチャになっていく。ファーストキスはレモンの味だなんて誰が言ったんだ。そんなのを考える余裕なんてない。
限界。そう思ったところで解放されて、クロコダイルさんの胸に倒れ込んだ。ぐったりとする私に反してクロコダイルさんは息ひとつ乱れていない。
「俺は気に入った物は大切にする主義なんでね。簡単に手放してもらえるとは思わない方がいい」
そう言って最後に彼は私の髪にキスを落として離れた。
髪へのキスの意味 : 親愛・独占欲
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あ - あああああああああああああああああ好きぃぃぃぃぃっぃいっぃっぃいっぃぃ最高クロコダイル様紳士でお色気に溢れすぎていますわいやん破廉恥ぃぃx (3月5日 0時) (
レス) @page41 id: 50db911cde (このIDを非表示/違反報告)
アキ - イチロウくん絶対中二病やなw (11月14日 18時) (レス) @page14 id: d5b2e4b4ca (このIDを非表示/違反報告)
おはよ - わわわわわ神です好きです〜もっとクロコダイル様好きになりました〜 (2023年3月18日 22時) (レス) @page48 id: d4f6705fb9 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)あい(プロフ) - めちゃくちゃ本当にすごくわたし本当に礼さんの小説大好きです……😭😭なぜ！！！もっと早く出会わなかった……！！礼さんの別作品から辿ってきました……、もうほんと最高です‼️幸せをありがとうございます!!!! (2023年2月11日 21時) (レス) @page47 id: caff2e3186 (このIDを非表示/違反報告)
くるみるく - 完結おめでとうございます！最高でした！甘々だぁ……！ (2022年9月14日 11時) (レス) @page48 id: 89fb78aa91 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：礼
| 作成日時：2019年8月11日 15時
