鍛錬（ルッチ） ページ11
私は子供の時、悪魔の実を食べた。
両親いわく、庭の木になっていてそれをたまたま食べてしまったのだと。
庭の木に悪魔の実がなるなんて信じられないと言う人も多いが、それが真実なんだからしょうがない。
こうして私は幼いながらに能力者となった。
食べたのはウサウサの実。
その名の通りうさぎになるゾオン系の能力だ。
そして、私が能力者となったことを知ると世界政府はある相談を持ちかけてきた。
「その力を世界政府に＿＿世界の平和に役立ててほしい」
その為には両親と離れ、サイファーポール養成機関がある島で鍛錬をしていく必要があるのだと。
冗談じゃないと思った。
何で私が、と思った。
世界の平和なんてどうでもいい。家族と一緒に普通に暮らしたい。
だけど、それは叶わない。世界政府の申し出だ。一市民が断れるわけがない。断ったら大切な家族がどうなるか分からない。
私は泣く泣くその申し出を受け入れ、1人サイファーポール養成機関に行くことになった。
ここでの生活は地獄だった。
「A」
『ひっ……』
午後の鍛錬が終了し、これから夕食という時に背後から声をかけられた。
私の、とてもとても苦手なあの人の声。
『ルッチ、さ』
「夕食が終わったら、真っ直ぐ俺の部屋に来い」
『……はい』
この養成機関では後輩が先輩に気軽に相談ができるよう、パートナーシップという制度をとっていた。互いに刺激をしあい、成長していくというのが狙いらしい。
私のパートナーは、この養成機関で最も優秀な成績を収めているロブ＝ルッチという男だった。
なんでこんな私みたいな出来損ないとパートナーになったのかと最初は思った。が、その理由はすぐにわかった。
彼もまたゾオン系の悪魔の実の能力者だったのだ。
ネコネコの実 モデル豹
私のうさぎとは真反対の、肉食獣
悪魔の実の制御が出来てない私を指導するためにパートナーになったのだろう。
同期の女の子からは「ルッチさんとペアだなんてうらやましい！」とよく言われる。
それなら代わってほしいと思う。
彼女達はあの男の本当の顔を知らないんだ。
あぁ、色々考えてたらもう彼の部屋の前に来てしまった。
コンコン
「入れ」
『…失礼します』
今日も特別な“指導”が始まる
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Y - めっさスコ…ｯ‼︎ドレークの小説もっと増えて！ (2023年1月6日 11時) (
レス) @page27 id: 627083527a (このIDを非表示/違反報告)
「 」(プロフ) - 凄い、性癖にささる文章ばかり……… (2020年5月2日 16時) (レス) id: 28c7dd04d4 (このIDを非表示/違反報告)
軟骨(プロフ) - ホーキンスとルッチが大好きです、、！！最高です！！！ (2020年3月29日 2時) (レス) id: d947939996 (このIDを非表示/違反報告)
mikuri1024(プロフ) - お疲れ様でした！一番好きなキャラはクロコダイルなんですが、話は異世界ミホークと救世主ホーキンスがツボでした(//∇//)もし続編出たら必ず読みいきますね！沢山のヤンデレ作品ありがとうございました！ (2020年3月28日 23時) (レス) id: e18f624388 (このIDを非表示/違反報告)
だてこ(プロフ) - お疲れ様でした!どの話もおもしろく、毎回更新通知がくるのを楽しみにしていました。なかでも1番好きなのはクロコダイルさんの王国崩壊です!たくさんのドキドキと興奮をありがとうございました! (2020年3月22日 0時) (レス) id: c248856c61 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：礼
| 作成日時：2019年8月24日 17時
