な組のお姫様！Story６

上達 ページ35

Aside

『じゃんじゃかじゃーん』


出来たトリュフを持って独り言。


『我ながら上出来でしょ』


お皿に盛って写真を撮る。


やっぱ年々上手くなってる気がする。


『毒味係ー出来たよー』


リビングで毒味係を捜索。


どこ行ったのかな？


あんなに食べたがってたのに。


『もしかして…』


と思い、ウッドデッキに行くと。







2人で寝てました笑



しかもころにぃ、さとにぃの腕を枕にして寝てるし。


腕枕、って言うやつか。


2人とも頬っぺが赤くなってるw


『あーあ、せっかく美味しいの出来たのになぁー』ﾁﾗｯ


さ「スー……スー……」


こ「んぐぅっ……」


さ「ぐあっ……………」


ころにぃが寝返りを打ってさとにぃにダメージが。


……なんか面白いなw



『んじゃ、残しておいてあげるかぁ』


声掛けてもダメそうだしね。


そっとしておこ。









『ん………わ、これ結構美味しいかも！』


ひとつつまんだけど、結構美味しかった。


…ますます食べさせてあげたいなぁ。





『………やっぱ当日まで内緒にしておこ。…美味しすぎて驚く姿、見たいし』


去年から結構料理の腕が上達した気がする。


失敗も料理を始めた頃よりは減ったし。



…未だに「適量」がどれくらいなのか分からないけどw



莉「もーらいっ！」


『あっ！！』


突然横から伸びてきた手にトリュフをひとつ取られてしまった。


な、なんてことを…！！！！


と思ってたら食べた犯人(莉犬)がとても幸せそうな顔をしてたので許した。←


『…どう？』


莉「やっばいくらい美味しい！！！これどうしたの？」


『バレンタインの予行練習』


莉「うわ、食べないで当日までのお楽しみにしとけば良かった」←


『ふふ、大丈夫。当日はこれとちょっと変えるから』


莉「え、そうなの？じゃあもう一個…」


『こら、もう一個はだーめ』


莉「ちぇーっ。Aが言うなら仕方ないかぁ」


そう言ってウッドデッキに行った。



莉「わ、何この人達！寝てんの？」


『うんw試食したいって言ってたのに寝ちゃってた』


莉「へーぇ。…ほんっと仲良いなぁ、コイツらー」


って言いながら、頬っぺをつんつんしてた。

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