な組のお姫様！Story６

報酬 ページ16

さとみside

どもーさとみでーす。


今は松本ん家の前にいまーす。


こ「どーするよ、さとみくん」


さ「どーするもこーするもねーよ。殺 るんだろ？」


こ「いやそうだけどさ。どーやって殺 るか」


まぁこんな真昼間に殺 しをする殺し屋居ねぇよなw


さ「んじゃあ…家の中入っておいて、来た瞬間殺 る」


こ「あ、それでいいじゃん」



てことで窓から侵入することに。←




窓から部屋を覗く。


さ「ころんの部屋より汚いじゃん」


こ「いや僕の部屋今綺麗だから」



窓ガラスを静かに割って部屋に入る。


あ、ちゃんと手袋はしてるよ。




こ「くっせー」


さ「コイツ食べたら食べっぱなしタイプだわ」


カップラーメンの容器、割り箸、お菓子の袋、空のペットボトル。


周りには脱ぎ捨てた服、裏返しの靴下、なんなら使ったティッシュもある。


こ「…Aとなーくんに感謝だね」


さ「あの2人、掃除すごいもんな」


こ「帰ったらジェルくんに靴下ひっくり返したまま出してごめんって謝ろ」←


床に座って待つのも汚いので窓枠に座って待つ。




こ「ねぇさとみくん」


さ「ん？」


こ「あれさ、今回の報酬にしちゃダメかな？」


ころんが指を指したのは部屋の隅に置かれてた金庫。


さ「あー……いいんじゃね？」


するところんはニヤッとして金庫の前にしゃがんで金庫を開け始めた。


カチャカチャカチャ


さ「お前ほんとそういうの好きだよなー」


こ「ただの暇つぶしだよ。…よし開いた」


カチャッといい音が鳴る。


開けると大金が。


こ「おー！」


さ「ナイスころん！」


こ「よし、これ持ち帰ろ。バッグある？」


さ「エコバッグなら」


こ「なんでエコバッグw」


さ「レジ袋金かかるだろ？あと小さいから」


こ「なんかさとみくんらしくないねwまぁいいや。ありがと！」


ゴソゴソと詰め込んで、よいしょところんが背負う。


こ「そろそろかな？」



すると、丁度ドアから音がした。


松本「チッ…今日も当たんなかった…」


競馬行ってたんかコイツ。


ガチャッ


鍵が開く音がし、ドアが開く。



そして



男と目が合った。

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