な組のお姫様！

起きる？ ページ40

Aside

ピピピピ……


『んぅ……』


いつもの音で目が覚める。


目覚まし時計のスイッチを切って、ベッドから体を起こす。


あ、そっか。今日は学校行かないんだ。


朝ご飯だけ作っちゃお。


重くてだるい体を動かし、階段を降りてリビングに行く。


ガチャ

『あ、なーにぃ。おはよ。』


な「おはよう、A。気分はどう？大丈夫？」


『うん、大丈夫。朝ご飯作っちゃうね』


な「無理しないでいいからね」


『はーい』


今日は家で1人かぁ。


あ、ジェルにぃがいるんだった。


一緒にゲームでもしようかな。


とにかく、もうアイツに会いたくない。


同じクラスに莉犬とるぅと君がいて良かったと思う。


ジ「おはよぉ」


『ジェルにぃおはよ！今日はよろしくね』


ジ「おう、任しときぃ…」


すっごい眠そうw


今日ぐらい早起きしなくても良かったのに…。


ジ「朝早くからAを守るためやで」


『あれ、声に出てた？』


な「バリバリ出てたねw」


莉「おはよぉぉ……俺停学やだよぉぉ！」


る「起きてからからずっとこうなんです！助けて下さい！あ、おはようございます」


『おはよう莉犬！るぅと君！』


な「俺が今日先生に話してみるから…w」


莉「なーくんありがとぉぉぉぉ！！！」


あー朝から騒がしいし可愛いなぁ←


『私、ころにぃとさとにぃ起こしてくるね』


莉「はーい」




〜ころん部屋〜


…………汚い。


1週間前に片付けてあげたのに……！！


『ころにぃ〜起きて〜』ﾕｻﾕｻ


こ「zzz……」


うーん………


『なーにぃ怒ってるよ！』


こ「zzz……」


うわマジか。


なーにぃパワー効かなくなった。


やりすぎて慣れてしまったか……


どうしたら起きるかな……


『ころにぃ〜どうしたら起きてくれる？』


グイッ


『へぇっ！？』


いきなり腕を引っ張られて、今はころにぃの腕の中。


ビックリとドキドキで心臓がやばい。


『こっころにぃ？』


こ「………チューしてくれたら起きる。」


え……………


『やったら……ちゃんと起きる？』


こ「ん…」


でも……口はちょっとあれだから……


チュッ


『ごめん、ほっぺで許して？///』


こ「………///……もっかい寝る///」


『だーめ！早く起きてご飯食べて！///』


こ「もぉ〜分かったよぉ」


やっと離れられた。


やばい。まだ心臓バックバク。


ころにぃも男の人って実感した日でした。

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